インフルエンザ報告2.63人へ…栃木・広島・沖縄は前週比増
2025年2月21日(金)17時45分 リセマム
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の定点あたり報告数の推移(全国)
厚生労働省が全国約5,000か所の定点医療機関で実施している感染症発生動向調査によると、第7週の定点あたりのインフルエンザ患者報告数は全国平均2.63人。全国47都道府県中、栃木・広島・沖縄を除く、44都道府県が前週(第6週3.78人)から減少した。
都道府県別でみると、「沖縄県」11.55人、「新潟県」6.97人、「岩手県」6.10人、「山形県」5.24人、「栃木県」5.13人、「宮城県」4.77人、「青森県」4.41人、「群馬県」3.95人、「石川県」3.77人、「高知県」3.59人の順。全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超える保健所管轄区域は、岩手県、新潟県、静岡県、沖縄県の4県6か所で、前週の10道県19か所から減少した。
国立感染症研究所感染症情報センターは、第7週の全国医療機関(定点医療機関以外を含む)の受診者数を約9万人と推計。年齢別では、0〜4歳が約0.9万人、5〜9歳が約1.7万人、10〜14歳が約1.5万人、15〜19歳が約0.8万人、20代が約0.6万人、30代が約0.8万人、40代が約1万人、50代が約0.7万人、60代が約0.4万人、70歳以上が約0.7万人となった。
保育所・幼稚園・小中高校における学級閉鎖などの報告数をみると、第6週は休校5校、学年閉鎖81校、学級閉鎖246校の計332施設で、前週(585施設)から引き続き減少した。
国内のインフルエンザウイルスの直近5週間(2025年第3週〜第7週)の検出状況は、AH1pdm09が83%、AH3亜型が15%、B型が2%。前週の検出状況(2025年第2週〜第6週)と比較するとAH3亜型の割合が5%上昇し、AH1pdm09とB型の割合は減少していた。