拉致被害者の家族らが12年ぶり街頭署名活動、横田拓也さん「母が元気なうちに再会できるよう」

2025年4月26日(土)18時57分 読売新聞

街頭で署名を呼びかける拉致被害者家族会の横田拓也代表(左から2人目)ら(26日、東京・銀座で)=木佐貫冬星撮影

 北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」は26日、東京・銀座で被害者の早期救出を政府に求める署名活動を行い、一刻も早い問題解決を訴えた。

 この日は、横田めぐみさん(拉致当時13歳)の弟で家族会代表の拓也さん(56)や、田口八重子さん(同22歳)の長男で同会事務局長の飯塚耕一郎さん(48)ら約20人が参加した。家族会のメンバーが街頭で署名を集めるのは2013年4月以来で、通行人らに協力を呼びかけた。

 両団体は2月、親世代が健在なうちに全被害者の即時一括帰国を政府に実現するよう強く求めていくことを確認した。だが、同月に有本恵子さん(同23歳)の父・明弘さんが96歳で亡くなり、親世代で健在なのはめぐみさんの母・早紀江さん(89)だけとなった。拓也さんは「残された時間がない。母が元気なうちに、全ての被害者と再会できるよう世論や政府に訴えていきたい」と話した。

 家族会のメンバーらは29日に渡米し、米政府高官らにも支援を求める予定だ。

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