大阪・関西万博の来場者、7割強が50歳以上…子育て世代の呼び込みカギ
2025年4月27日(日)10時30分 読売新聞
【グラフ】万博来場者の年代別割合
人工島・夢洲(大阪市此花区)で開催されている大阪・関西万博の来場者を年代別にみると、7割強が50歳以上と推計されることが、スマートフォンの位置情報を分析する会社「クロスロケーションズ」(東京)の調査でわかった。来場者を増やすには、子育て世代の呼び込みがカギを握りそうだ。
開幕の13日から24日までで、会場内に滞在した人(スタッフを含む)のデータから性別・年代別の割合を推計した。70代以上は35%、60代は22%、50代は19%と高い割合を占める一方、20代は5%、30代は6%にとどまった。男女別では男性が45%、女性が55%だった。
同社はユーザーの同意を得て、スマホアプリからデータを取得。匿名化され、個人を特定できる情報は含まれていない。
万博協会によると、一般来場者は13日から25日までの13日間で100万人を突破し、計約101万8000人(速報値)になった。日別では開幕日の12万4339人が最多で、半年間で想定する2820万人を達成するための1日平均15万人には一度も届いていない。