熱海のホテルで火災、宿泊客140人が一時避難…消防隊員が3m下に転落し骨折
2025年5月4日(日)0時32分 読売新聞
ホテルから避難した宿泊客の中には、浴衣姿や外国人の姿も(3日、静岡県熱海市で)
3日午前4時20分ごろ、静岡県熱海市昭和町のホテル「熱海金城館」から出火、宿泊客約140人が一時避難する騒ぎとなった。
県警熱海署などによると、火が出たのはホテル南館の1階倉庫部分。3時間半後に消し止められたが、消防隊員1人が消火活動中に高さ3メートルの石垣から転落して、腰の骨を折るけがを負った。
ホテル前の歩道には、浴衣姿のまま避難してきた宿泊客が集まり、不安そうに消防の活動を見守った。香港から来たという男性(50)は「警報が鳴ったので、階段を下りて逃げた。煙は大したことはなかったが驚いた」と話していた。