新型コロナ流行中に「大地震が発生したら」 江戸川区、感染リスクを想定した防災や避難の考え方を公開

2020年5月7日(木)13時3分 BIGLOBEニュース編集部

画像は江戸川区のホームページ スクリーンショット

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新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、緊急地震速報が発せられるような地震が東北・関東甲信越などで相次いでいる。これを受け江戸川区は、「感染症の流行が続く中で災害が起こるという事態にも備えなければなりません」として、今だからこそ防災対策や避難行動を見直すよう呼びかけている。


江戸川区は、「新型コロナウイルスの流行中に大地震が発生したら」という万が一の事態に備えるための情報を4月27日にホームページで公開した。その冒頭で避難については、「『難』を『避』けることであり、自宅での安全確保が可能な人は、感染リスクを負ってまで避難所に行く必要はありません」と説明。避難するかどうかの判断は、「まずは周囲の状況と避難情報の確認」を行うとして、自宅の損傷状況や周囲の状況とともに、ラジオやテレビ、区のホームページなどで、避難に関する情報を確認するようアドバイス。自宅とその周辺の安全が確認できた場合は、自宅に留まる「在宅避難」を選択するよう勧めている。


このように在宅で避難生活を送るためにも、今だからこそ自宅の防災対策について考えることが大切だとして、自宅の耐震化や家具の転倒防止などの対策強化、備蓄物資の準備するよう呼びかけ。一方では、やむを得ず避難するケースも想定し、非常持ち出し品などの準備、避難場所や避難するときにすることなども確認し、備える必要があるとしている。


また、避難所は、新型コロナウイルス対策で最も避けなければならない「密閉・密集・密接」の3密状態になってしまうことから、できるだけ感染リスクを下げるよう呼びかけている。具体的には、感染症対策のために、マスク、アルコールのウェットティッシュや消毒液、体温計を持参。自分と周りの人のためにできることとして、洗いうがいや消毒、咳エチケットのほか、朝晩2回の検温、異変を感じた際の報告、こまめな換気、他の人と距離を約2メートル置くといったことがあげられている。


■江戸川区「新型コロナウイルスの流行中に大地震が発生したら

BIGLOBEニュース編集部 BIGLOBEニュース編集部RSS

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