【整体プロが指南】ウォーキングする前にやらないとマズイ?「3つの習慣」

2024年5月12日(日)6時0分 ダイヤモンドオンライン

【整体プロが指南】ウォーキングする前にやらないとマズイ?「3つの習慣」

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「自力整体」とは、整体プロの技法を自分におこなう人気メソッドです。「久しぶりにぐっすり眠れた」「健康的にダイエットできた」「10年間苦しんできた慢性痛から解放された」「脊柱管狭窄症の診断を受けたが、痛みが和らぎ手術を回避できた!」「更年期の不調が消えた」など、多くの声が寄せられています。現在、国内・海外で約1万5000名が実践。鍼灸、整体、ヨガを構成した動きで、痛み、コリ、冷え、疲労、不眠、便秘、不定愁訴を解消します。今回、3分以内で痛みや不調を解決するワークを集めた『すぐできる自力整体』が発売。症状別の「悩み解決ワーク」のほか、じっくりほぐして骨盤調整もできる「4つのコース(動画つき)」を収録。著者の矢上真理恵さんは、「不調のほとんどは自力整体で解消できる」と語ります。本書より一部を抜粋・編集し、その中身を紹介しましょう。監修:矢上 裕 矢上予防医学研究所所長、自力整体考案者、鍼灸師・整体治療家(写真/榊智朗 構成/依田則子)

ウォーキングする前にやっておきたい「3つの習慣」

——ウォーキングに最適な季節。自力整体の視点から、ウォーキングをおこなう前に知っておきたいポイントを教えてください。

矢上真理恵(以下「矢上」):次の3つを習慣にすると、ウォーキングはもっと安全で楽しくなるはずです。

1.骨盤のゆがみチェック2.しっかり骨盤調整3.硬い股関節をほぐす

体になんらかのゆがみがあったり、骨盤がゆがんで脚の長さに左右差があると、ウォーキングの途中やその後、痛みやコリ、疲れが出やすくなります。健康維持や娯楽ではじめた運動も、かえって不調の原因に。

そうならないためにも、まず「1.骨盤のゆがみをチェック」。そしてゆがみがあれば、「2.しっかり骨盤調整」。そして、「3.硬い股関節をほぐす」をやってみてください(※ワークは後半で紹介)。驚くほど足運びはラクになり、痛みやコリ、疲れも出にくくなるはずです。

「骨盤のゆがみ」をチェック!

——まず、骨盤のゆがみをチェックする方法を教えてください。

矢上:方法はいくつかありますが、次のチェック法はとてもカンタンです。

◎「骨盤のゆがみ」チェック法(※画像は書籍『すぐできる自力整体』より)
Q:目を閉じて、同じ場所で50回足踏みをしましょう(脚はひざより上にあげる)。目を開いた時、体の向きは変わっていますか?
(  )YES (  )NO

目を開けた時、体の方向が正面以外の方向を向いている方は、骨盤にゆがみのある傾向です。腰のねじれている方向へと、体が向いてしまいます(※ひどいゆがみを自覚されている方は、必ず専門機関へご相談ください)。

骨盤まわりを柔軟にすると足運びもスムーズに

矢上:ゆがみに気づいたら、骨盤周辺の筋肉や関節、股関節をほぐしていきましょう

骨盤は人体の骨格のベース。ゆがんだ状態で長距離を歩くと、腰痛、ひざ痛、首コリ、肩コリなど、全身に影響して不調が現れやすくなります。また、股関節が硬いと歩幅は狭くなり、転倒しやすくなることも。

骨盤まわりを柔軟にしていけば、ゆがみは調整しやすくなります。足運びもラクになり、筋肉の余計な力も抜けて、コリや痛み、疲れも予防。

自力整体の骨盤調整を、週に2,3回のペースでおこなうとよいでしょう。

——ウェブ読者の皆さんにも、骨盤まわりを柔軟にするワークをご紹介ください。

矢上:書籍『すぐできる自力整体』の中から、「股関節ほぐし」のワークを紹介しましょう。これは、「あおむけで骨盤調整20分コース」の中盤でおこなう動きですが、体の硬い人は、最初はとてもきついと感じるはずです。でも、その刺激こそが、筋肉や関節を柔軟にしていくサインです。きつい方は、タオルなどでサポートしながらおこなってみてください。

矢上 真理恵(やがみ・まりえ)写真左矢上予防医学研究所ディレクター1984年、兵庫県生まれ。高校卒業後単身渡米、芸術大学プラット・インスティテュートで衣装デザインを学び、ニューヨークにて独立。成功を夢見みて、徹夜は当たり前、寝るのはソファの上といった多忙な生活を続けた結果、心身のバランスをくずし動けなくなる。そのとき、父・矢上裕が考案し約15,000名が実践している「自力整体」を本格的に学び、心身の健康を取り戻し、その魅力を再発見。その後、自力整体ナビゲーターとして、カナダ、ヨーロッパ各地、イスラエルにて、クラスとワークショップを開催。さらに英国の名門セントラル・セント・マーチンズ大学院で「身体」をより体系的に学び、2019年に帰国。現在、国内外の人たちに自力整体を伝えながら、女性のための予防医学をライフワークにしている。著書に、『すごい自力整体』(ダイヤモンド社)がある。監修者:矢上 裕(やがみ・ゆう)写真右矢上予防医学研究所所長、自力整体考案者、鍼灸師・整体治療家1953年、鹿児島県生まれ。関西学院大学在学中の2年生のとき、予防医学の重要性に目覚め、東洋医学を学ぶため大学を中退。鍼灸師・整体治療家として活躍するかたわら、効果の高い施術を自分でできるように研究・改良を重ね「自力整体」を完成。兵庫県西宮市で教室を開講、書籍の出版やメディア出演などで注目され、全国から不調を抱える人々が続々と訪れるようになる。現在約500名の指導者のもと、約15,000名が学んでいる。著書に『自力整体の真髄』『はじめての自力整体』(ともに新星出版社)など多数。遠隔地の人のために、オンライン授業と通信教育もおこなう。 写真/榊智朗


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