2025年梅雨の見通し 梅雨期間は短い傾向も 総雨量は平年並か多い予想

2025年5月14日(水)12時55分 ウェザーニュース

2025/05/14 13:55 ウェザーニュース

今日5月14日(水)、ウェザーニュースは2025年の梅雨の見通しを発表しました。
今年の梅雨入りは沖縄・奄美で平年より遅く、九州南部〜東北北部は概ね平年並となる予想です。梅雨明けは沖縄〜近畿と東北で平年より早く、東海・関東甲信・北陸で平年並となる見込みです。梅雨の期間は短い傾向で、沖縄・奄美では10日以上短くなるとみています。

全国的に梅雨の期間は短い傾向

梅雨入り・梅雨明け予想(ウェザーニュース発表)
拡大してご覧になりたい方はニュースリリースをご覧ください。

今年は、5月20日(火)頃から梅雨前線が沖縄付近に停滞するようになり、沖縄・奄美で平年より遅い梅雨入りとなる見込みです。その後、太平洋高気圧の北への張り出しは平年程度に強まり、梅雨前線の北上も平年並になるとみられます。このため、九州南部〜東北北部の梅雨入りは概ね平年並となる予想です。
6月は太平洋高気圧が日本の南で勢力を強める予想のため、沖縄・奄美で平年より早めに梅雨明けする見込みです。本州付近には、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい時期があり、梅雨前線の活動が活発になるため、九州南部〜関東甲信地方を中心に強雨や大雨に注意・警戒が必要です。
7月上旬は太平洋高気圧の北への張り出しが強まるため、北陸〜東北北部を中心に梅雨前線の影響を受けやすくなり、大雨や強雨に注意・警戒が必要となります。一方、九州南部〜関東甲信の太平洋側では梅雨の中休みとなることもありそうです。7月中旬になると、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが平年並か強くなり、九州南部〜東北南部でも梅雨明けとなる見込みです。
※九州北部は山口県を含む

6月下旬から7月前半は大雨災害に警戒

梅雨の雨量傾向(ウェザーニュース発表)

今年の梅雨期間の雨量は、沖縄・奄美で平年並か少なく、九州南部〜東北北部で平年並か多くなる予想です。
沖縄・奄美では5月下旬から曇りや雨の日が多くなり、6月上旬から中旬は梅雨前線の活動が活発化して強雨や大雨となる可能性があります。6月は、日本の南で太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線は九州から本州南岸付近に停滞します。
7月は太平洋高気圧が北への張り出しをさらに強め、梅雨前線は日本海から東北付近に北上します。
なお、太平洋高気圧の縁に沿って流れる暖かく湿った空気と大陸から流れてくる暖かく湿った空気が合流して前線に流れ込み、前線の活動が活発化する時期があります。西日本や東日本の太平洋側では6月下旬、北陸や東北は7月前半に強雨や大雨に注意・警戒が必要です。

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