埼玉・八潮の道路陥没、下水道管内で見つかった遺体の身元確認…遺族「かけがえのない存在」とコメント

2025年5月14日(水)12時20分 読売新聞

下水道管内で発見された遺体を乗せ、現場を出る車両(5月2日、埼玉県八潮市で)

 埼玉県八潮市で県道が陥没してトラックが転落した事故で、県警は14日、地下10メートルの下水道管内に取り残されていた遺体を、運転していた千葉県八街市の男性(74)と特定したと発表した。司法解剖で死因が判明しなかったことなどを考慮したとして、氏名は公表しなかった。

 関係者によると、男性は同県内の運送会社で働いており、事故当時は勤務中だったとみられる。県警はDNA型などから身元を特定した。

 事故は1月28日に発生。荷台部分は引き上げられたが、運転席部分は取り残された。現場の軟弱な地盤や流れ込む下水に捜索が阻まれ、県警と消防による遺体搬出は事故から3か月以上経過した今月2日になった。

 遺族が県警を通じて発表していたコメントによると、笑顔がたえず、家族にとって「かけがえのない存在だった」。孫やひ孫が生まれ、多くの愛情を注ぎ、成長を楽しみにしていたという。

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