ANA客室乗務員が日赤医療センターの入院患者らにスズランを贈呈…「幸せの再訪」花言葉に願い込め
2025年5月20日(火)20時57分 読売新聞
ANAの客室乗務員(右)からスズランを受け取る患者たち(20日、東京都渋谷区の日本赤十字社医療センターで)
「幸せの再訪」を花言葉とするスズランに願いを込め、全日本空輸(ANA)グループの客室乗務員4人が20日、東京都渋谷区の日本赤十字社医療センターを訪れ、かれんな白い花を咲かせたスズランの生花50本を入院患者らに手渡した。
ANAグループと日本赤十字社が協力し、1956年から続く社会貢献活動。この日、同センターを含む34都府県の赤十字病院・関連施設51か所で、客室乗務員らが病室を訪問するなどして、北海道から空輸したスズラン計2600本を贈った。
スズランのさわやかな香りが漂うしおりも合わせて贈呈。表面にANAで社内公募したスズランや旅客機のイラストを描き、裏面にはパラリンピック・車いすテニスで通算4個の金メダルを獲得した国枝慎吾さんのメッセージやサインを掲載した。
同センターで行われた贈呈式にはANAホールディングスの芝田浩二社長も出席した。同区の91歳の女性は「一番好きな花をもらえてうれしい。部屋に戻ってすてきな香りを楽しみたい」と笑顔を見せた。