内閣府、人口減少問題を考える冊子に『さよなら絶望先生』を起用
2016年5月24日(火)11時33分 BIGLOBEニュース編集部
内閣府は、人口減少や少子高齢化について考えてもらうための冊子「きみに質問BOOK」に、漫画『さよなら絶望先生』のキャラクターを起用した。
「きみに質問BOOK」は、人口減少によって今後起こり得る問題を『さよなら絶望先生』の登場人物と一緒に考えるという冊子。現在12歳の“きみ”が歳をとるにつれて直面する就職や結婚、出産の現状や予測を紹介し、考えるきっかけを与える内容となっている。“きみ”が40歳頃の2040年には空き家率が40%になり、100歳頃になる2110年には「日本という国は、ずっとあるかな?」という台詞とともに、日本の人口が今の約3分の1になるという予測を紹介している。
「絶望した!」が口癖のネガティブな「絶望先生」を起用したことにネットでは、「絶望した!絶望先生が未来を考えるパンフレットに採用されてて絶望した!!」、「少子高齢化と人工推移を考える本のキャラが絶望じゃあかんやろうがw」、「楽観視せずに現実を教えるのは良いが、それほど絶望的なんだろうね」といったコメントが寄せられている。
「きみに質問BOOK」は、経済財政諮問会議の下に設置された「選択する未来委員会」の報告書「未来への選択 ‐人口急減・超高齢化社会を超えて、日本発 成長・発展モデルを構築‐」の要点を視覚的に表現し、広く発信するためにとりまとめたもの。『さよなら絶望先生』は、「絶望した!」が口癖の高校教師と生徒たちの学園生活を描いた、久米田康治によるコメディ漫画。週刊少年マガジンで2005年から2012年まで連載された。
久米田先生が内閣府(!)から依頼を受けてイラストを描いたパンフレット。
— くめたん(久米田康治先生担当編集ズ) (@kume_tantou) 2016年5月23日
少子高齢化と人口推移について考えるための小学生向け(?)冊子です。学校で配布されたりするらしいです。
日本の未来を考える本の表紙が、
糸色望です。 pic.twitter.com/CMhQrsOrNT