住んだ瞬間に資産価値が3割減!?…「損する戸建」と「価値が残る戸建」の決定的な違いとは?
2025年5月30日(金)6時30分 ダイヤモンドオンライン
住んだ瞬間に資産価値が3割減!?…「損する戸建」と「価値が残る戸建」の決定的な違いとは?
写真はイメージです Photo:PIXTA
戸建住宅は自由度が高く、騒音や隣人などもあまり気にせず暮らすことができる。だがその一方で、資産価値の下落リスクといった課題もある。さらに、立地を見誤ると将来的に売却も難しくなる可能性も——。※本稿は長嶋修『2030年の不動産』(日本経済新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
戸建住宅で生活するメリットとデメリット
マンションのメリット・デメリットと戸建のメリット・デメリットを比較のうえで、自分にとってどちらを選ぶのがベストかをよく考える必要があります。
戸建には、マンションにはないさまざまなメリットがあります。何でも住民同士で話し合って決めなければならないマンションと違い、我が家の管理や修繕の計画を自分だけで全部決められるのは、戸建のメリットと言っていいでしょう。
もちろん、相応の知識や計画性は求められますし、手間もかかります。それに、複数人で資産を共有しているマンションと違ってスケールメリットが働かないので、修繕のコスト負担も高くなりがちです。
それでも、他人の意見に翻弄(ほんろう)されて、ときに損する恐れすらあるマンションに比べると、自分の資産の問題を他人にゆだねることなく、自分で考えたい人にとっては戸建がベターです。
戸建は建物が独立しているため、周囲に音が響くことをそこまで気にする必要がなく、騒音トラブルに巻き込まれづらいのもメリット。駐車場代がかからないことや、外観・内装に好きなように手を加えやすいこと、ペットを飼いやすい点に魅力を感じる人も多いでしょう。