西日本に梅雨前線がもたらすハロ出現

2021年6月6日(日)15時45分 ウェザーニュース

2021/06/06 15:46 ウェザーニュース

梅雨前線が本州南岸に停滞していることで、日差しの届いている九州や中国、近畿の一部では「ハロ」が出現しています。

「ハロ」は「暈(かさ)」や「日暈(ひがさ)」とも呼ばれる現象です。
上空の高いところに、太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。
通常の虹とは違って、上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて(屈折して)、光の強い部分が環状に見えています。
プリズムを通った光が虹色に分かれるのと同じ原理です。

今回見られているハロは本州の南岸に停滞している梅雨前線による上空の薄雲の影響で見られたと考えられます。
天気下り坂のサインとされることもありますが、梅雨前線はこの後も本州の南岸に停滞する見込みで雨の前兆ではありません。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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