東海地方 土日は強い日差しと厳しい暑さが戻る 気温の前日差大 熱中症に十分警戒

2023年6月23日(金)15時34分 tenki.jp

東海地方では、この土日は、強い日差しと厳しい暑さが戻ってくるでしょう。熱中症情報では、来週にかけても「厳重警戒」または「警戒」が続く見込みです。前日に比べて気温が大幅に上がる時は、熱中症に十分な警戒が必要です。

土日は梅雨の晴れ間 気温大幅にアップ

東海地方では、きょう23日14時50分現在、所々で晴れ間は出ていますが、上空の気圧の谷に伴う雲が全般に広がっています。また、午前中日差しに恵まれた三重県南部では、大気の状態が不安定になり、一部で雨雲が発達しています。気圧の谷は今夜通過していくため、この後も雲が多く、日付が変わる頃まで雨や雷雨となる所があるでしょう。天気の急変に注意してください。
あす24日と25日(日)は、高気圧に覆われるため、日中を中心に晴れ間が広がる見込みです。ただ、湿った空気や静岡県付近に発生する局地的な前線の影響で、朝晩は、山間部や静岡県などで曇りや雨の降る所があるでしょう。土日ともに、大きな天気の崩れはなさそうです。また、きょう23日よりも大幅に気温が上がり、真夏日となる所が多く、厳しい暑さとなるでしょう。

【愛知県】熱中症救急搬送者数

愛知県の熱中症救急搬送者数(速報値)を見ますと、前日から気温が大幅に上がった時に、熱中症救急搬送者数が急に増加していることが分かります。きのう22日、きょう23日と暑さが和らいでいる分、この土日の強い日差しと厳しい暑さには、十分な警戒が必要です。

あると便利!熱中症対策グッズ

夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
(熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。)

来週は蒸し暑さが増す

26日(月)は、梅雨前線が西から北上し、天気はゆっくり下り坂に向かいますが、晴れ間はあるでしょう。27日(火)以降は、太平洋高気圧が張り出してくるため、前線は、日本海から日本海沿岸付近に停滞する見込みです。晴れ間が出たり雨が降ったりと、変わりやすい天気がしばらく続くでしょう。30日(金)頃は前線が南下するため、雨の時間が長くなり、雨脚が強まる時間もありそうです。
また、東海地方は、梅雨前線の南側に入るため、ムシムシとした不快に感じる暑さが続きそうです。夜間も気温が下がりにくく、寝苦しく感じられる日もあるでしょう。涼しい服装を心がけ、夜間も快適な気温や湿度を保って、お過ごしください。

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