秋田県内ですでに200mm超の大雨 土砂災害や河川氾濫の危険度高まる

2023年7月15日(土)11時0分 ウェザーニュース

2023/07/15 10:56 ウェザーニュース

今日15日(土)は梅雨前線が東北北部まで北上し、前線に向かって湿った空気が強く流れ込んでいます。東北北部では昨夜遅くから断続的に強い雨が降っていて、土砂災害や河川氾濫の危険度が高まってきました。

氾濫危険水位に到達した河川が増加

梅雨前線は日本海から東北北部に伸びています。前線の南側では暖かく湿った空気の流入が強まっていて、大量の水蒸気が送り込まれている状況です。東北の日本海側には昨夜から活発な雨雲が次々にかかり、断続的に強い雨が降っています。
特に秋田県内では雨量が増えていて、広い範囲で100mmを超えてきました。10時50分までの24時間雨量は、秋田県八峰町・八森で200.5mm、男鹿市で184.5mm、秋田市で143.5mmを観測しています。
秋田県内は土砂災害の危険性が各地で高まっていて、土砂災害警戒情報が発表中です。また、多くの河川で氾濫危険水位に達し、秋田市内を流れる太平川には氾濫危険情報が発表されました。いずれも警戒レベル4相当の情報です。

さらに雨量が増加し災害発生に厳重警戒

15日(土)夜の天気図と降水の予想

この後もしばらくは梅雨前線が停滞し、同じような所を雨雲が通過しやすい状況となる見込みです。今日の午後から明日16日(日)の午前中にかけて断続的に強い雨が降って、24時間雨量は秋田県内の広い範囲や青森県、山形県の一部で100mm以上、多い所では150mm以上が予想されます。
これまでに降った雨を加えた総雨量は200〜300mmに達し、過去最大の記録に匹敵もしくはそれ以上に達する所がある見通しです。土砂災害や河川氾濫の危険度がさらに高まり、大きな災害につながるおそれがあります。
すでに多くの自治体から避難指示などの情報が発令されています。安全を確保するようにしてください。

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