20日頃から 広い範囲で天気急変も

2018年7月17日(火)16時35分 tenki.jp

ここ数日、西日本と東日本は高気圧にしっかり覆われているため、夕立は、あってもごく一部、という状況が続いています。ただ、この先は徐々に変わってきそうです。

九州から関東周辺では、連日、気温がグングン上がって猛烈な暑さが続いています。地上付近の気温が上がると、上空との気温差が大きくなり、『大気の状態が不安定』になりますが、この数日、雨雲の発達は山沿いのごく一部で、平野部ではほとんどありません。勢力の強い高気圧が、西日本から東日本をしっかり覆っており(下の17日実況天気図のように)、雨雲の元の湿った空気の流入や、上昇気流が起こりにくいためです。

猛烈な暑さに加え 急な強い雨や雷雨にも注意

ただ、20日頃からは高気圧の中心が離れていきます。西日本と東日本は、東西ふたつの高気圧の間に入り、雨雲の元となる湿った空気が流れ込みやすくなるでしょう。これまでは山沿いのごく一部だった雷雨が、平野部でも起こりやすくなる可能性があります。今後は、うだるような暑さに加え、急な強い雨や雷雨にも要注意です。

沖縄付近には台風の卵

日本の南には台風の卵である熱帯低気圧があります。今後ジワジワ北上する見込みです。20日頃から週末にかけて、この周辺の暖かく湿った空気の影響で、沖縄や奄美で雨となるでしょう。熱帯低気圧の進路次第では、風も強まり、荒れた天気となることも考えられます。沖縄や奄美にお住いの方、また、旅行などを計画している方は、今後の情報を確認しつつ、無理のない行動を心掛けてください。

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