関東などすでに猛暑日に迫る暑さ　熱中症は早めに応急処置を　体を冷やすポイントは

きょう17日(月:海の日)も、各地で気温が上昇。関東など、すでに35℃近くまで上がっている所も。めまいや立ちくらみなどの症状が見られたら、涼しい場所に移動して、体を冷やすなど、早めに応急処置を。

日中は40℃に迫る暑さの所も

きょう17日(月:海の日)は、朝から広い範囲で晴れて、気温が上がっています。
午前8時30分までの最高気温は、千葉県鴨川市で33.5℃、神奈川県海老名市で33.2℃など、早くも35℃近くまで上がっている所があります。東京都心も32.6℃と、きのう16日(日)より早いペースで気温が上がっています。
日中は九州から東北南部にかけて、広く晴れて、厳しい暑さとなる見込みです。予想最高気温は、名古屋は38℃、東京都心は37℃、仙台は36℃で、猛烈な暑さでしょう。内陸部では、40℃に迫る暑さになる所もありそうです。普段以上に、こまめな休憩や水分補給を行い、大量に汗をかいたら、適度に塩分も補給するなど、万全な熱中症対策が必要です。

熱中症　応急処置のポイント

めまいや立ちくらみなどの症状が見られたら、まずは、意識がはっきりしているかを確認しましょう。意識が朦朧としているようであれば、迷わず医療機関へ。意識がはっきりしている場合は、次のような対処法を行いましょう。
①まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。めまいや立ちくらみなどで横になって休む場合は、足を10cm程度高くすることで、心臓への血流がよくなって血圧が上がり、脳への血流を改善させる効果が期待できます。
②衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。保冷剤やペットボトルなどにタオルやハンカチを巻いて、体を冷やしてください。
④水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

体を冷やすポイント

効率よく体温を下げるには、両側の首筋やわきの下、足の付け根を冷やすと良いでしょう。そこに、保冷剤や冷えたペットボトルなどをタオルにくるんであててください。また、濡れたタオルを体にあて、扇風機やうちわなどで風をあてて水を蒸発させることでも、体を冷やすことができます。
その部分を冷やすことが難しい場合は、体表面にでている顔や両腕、足などを冷たいタオルでふいたり、手のひらを冷やしたりすることでも、体を冷やすことができます。