日本のはるか南海上で雲が発達中 週末に熱帯低気圧が発生か

2021年7月21日(水)18時0分 ウェザーニュース

2021/07/21 17:59 ウェザーニュース

日本のはるか南海上では対流活動が活発になっており、積乱雲が次々に発達しています。新たな熱帯低気圧が発生しないか注目のエリアです。

海面水温は30℃前後

このエリアは海面水温が30℃前後あり、雲を作り出す水蒸気が豊富に存在しています。沖縄に接近中の台風6号と比較すると、雲の発生しているエリアが非常に広いことがわかります。
こうした雲全体が低気圧性の反時計回りの回転をはじめ、渦を巻き始めると熱帯低気圧の発生です。今の所、まだそうした兆候は見られず、すぐに低気圧が発生する状況ではありません。

週末頃に熱帯低気圧発生の可能性

24日(土)の気圧配置と降水分布

世界各国のコンピュータシミュレーションの計算では、週末頃に低気圧を発生させる傾向が多く見られます。
ウェザーニュースによる24日(土)朝の気圧配置と雨量分布の予測では、日本の南東海上に黄色やオレンジ色で示される雨量の多い領域、すなわち活発な雨雲が形成される見込みです。等圧線が円形に閉じた所には低気圧が発生すると考えられます。
どのあたりで熱帯低気圧が発生するかは依然として不確実性が高いものの、発生した場合は太平洋高気圧の縁に沿うように北上し、北にある高気圧に阻まれる形で日本列島に近づくおそれがあります。
夏の熱帯低気圧や台風は複雑な進路を進むことが多く、最新の情報を適宜確認することが必要です。

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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