27日 九州~関東甲信は天気急変に注意 局地的に滝のような雨 沖縄は高波に警戒

2023年7月27日(木)6時49分 tenki.jp

きょう27日(木)、九州から関東甲信は大気の状態が不安定になり、午後は所々で雨や雷雨になるでしょう。局地的に滝のような非常に激しい雨が降りそうです。東北や北海道も山沿いを中心ににわか雨や雷雨の所があるでしょう。沖縄は台風5号の影響が続き、高波に警戒が必要です。

大気の状態が不安定 天気急変に注意

きょう27日(木)も本州付近は太平洋高気圧に覆われるでしょう。ただ、高気圧のふちをまわる暖かく湿った空気が流れ込み、上空には寒気が流れ込んでいます。このため西日本から東日本を中心に大気の状態が不安定となるでしょう。午後は発雷確率も高くなります。
九州から関東甲信は天気の急変に注意が必要です。強い日差しが照り付けますが、午後は所々でにわか雨があるでしょう。雷を伴ってバケツをひっくり返したような激しい雨や滝のような非常に激しい雨の降る所もありそうです。落雷や突風、ひょうにもご注意ください。
東北や北海道も山沿いを中心に、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。ザッと雨脚の強まることもありそうです。

沖縄は台風5号の影響続く 高波に警戒

大型で非常に強い台風5号は台湾とフィリピンの間のバシー海峡を北西へ進んでいます。今後、南シナ海から中国大陸へ進み、29日(土)には熱帯低気圧に変わる予想です。
台風の影響で、沖縄の先島諸島の沿岸の海域ではうねりを伴い大しけとなっています。先島諸島では、きょう27日(木)夜遅くにかけて、うねりを伴う高波に警戒が必要です。海岸付近には近づかないようにしましょう。沖縄本島地方の沿岸の海域ではうねりを伴いしけており、しけの状態は28日(金)にかけて続くでしょう。風の強い状態も28日(金)にかけて続く見込みです。
きょう27日(木)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島:6メートル
沖縄本島地方:4メートル
28日(金)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島:5メートル
沖縄本島地方:4メートル
きょう27日(木)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島:6メートル
沖縄本島地方:4メートル
28日(金)に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島:5メートル
沖縄本島地方:4メートル
また、台風周辺の湿った空気の影響で、断続的に雨が降り、雷を伴って激しい雨の降る所もあるでしょう。落雷や突風にも注意が必要です。

非常に激しい雨とは?

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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