北海道 今週末も厳しい暑さに警戒を

2023年7月28日(金)12時14分 tenki.jp

厳しい暑さが連日続く北海道。今週末も気圧配置に大きな変化は予想されず、暑さが続きそうです。北海道の週末の天気を解説します。

太平洋高気圧が北海道付近まで張り出す

太平洋高気圧が東から張り出し、最も暑い時季を上回る暖かい空気に覆われている北海道は厳しい暑さが続いています。昨日(27日)、道内で最も高い気温を観測した十勝地方の池田は35.2℃を観測し、3日連続の猛暑日となりました。
今日(28日)も道内は内陸を中心に晴れて強い日ざしが降り注いでいる所が多くなっています。この影響で気温も上がり、正午までに道内で最も気温が高くなっている池田では34.6℃まで上がり、このままいくと4日連続の猛暑日となる可能性があります。池田を含む十勝地方には今日も熱中症警戒アラートが発表されており、熱中症の危険性が極めて高くなっています。
今週末にかけても北海道付近には東から太平洋高気圧が張り出し、厳しい暑さが続く見込みです。但し、明後日(30日)は北海道の北を気圧の谷が通過するでしょう。この影響で30日は雲が広がりやすい天気となり、道北やオホーツク海側などで雨の降る時間もありそうです。高い気温に加えて湿度も高くなり、かなり蒸し暑く感じられるところもありそうです。
なお、週明け31日は気圧の谷の影響で道内では広く雨が降りそうです。この雨で幾分気温が下がる見込みですが、それでも平年より高い気温が予想されていますので、暑さ対策は忘れずにしていきましょう。

熱中症予防のための行動を!

十勝地方には昨日と今日、熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症の危険性が極めて高い気象状況となっており、不要不急の外出はできるだけ避けた方が無難です。エアコンで室内を適切な環境にするなどして過ごすようにしましょう。
熱中症で高齢者の方が搬送されるケースが多くありますが、熱中症は年代問わず、どなたでも発症する危険性があります。具合の悪そうな方や適切な冷房を我慢されている方などがいたら積極的に必要な対策をとるよう声がけするようにしましょう。
また、熱中症対策は日ざしが強く気温が上がる日中に気をとられがちですが、夜間も気温のあまり下がらない日は就寝中でも体内の熱が逃げず、発症してしまうこともあります。万一に備えて、就寝前にはのどが渇いていなくとも水を少量とるなどして、発症のリスクを抑えるのも効果的です。

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