日焼け止めを効果的に塗るプロの技 ティッシュの使用には注意?

2022年7月29日(金)4時55分 ウェザーニュース

2022/07/29 10:01 ウェザーニュース

梅雨が明けて本格的な夏を迎えます。強烈な日差しが照りつけて、ますます気になる紫外線。せっかく使っている日焼け止め、使い方によっては効果を半減させているかもしれません。
そこで、日焼け止めを効果的に使うプロの技を教えていただきました。

ティッシュで日焼け止めは落ちる⁉︎

皮脂や汗をおさえるために、ファンデーションの上からティッシュを使ってはいませんか?ファンデーションの前に日焼け止めを塗っていたら、使い方によっては日焼け止めの効果に影響があるというのです。
「ティッシュを横にスライドさせていないでしょうか。せっかく塗った日焼け止めをふき取ってしまい、日焼け止め効果も落としている可能性があります。使ったティッシュを見てファンデーションなどがついていたら、日焼け止めも落ちていると考えられます」(コーセー美容開発部 BCU クリエイティブディレクター・林みゆきさん)

スポンジをティッシュで包む!

ただ、ティッシュは顔のテカリや皮脂を取り除き、メイク崩れを防ぐのにとても便利です。
「ティッシュを使う場合は、ファンデーションなどの化粧用のスポンジをティッシュで包み、肌に軽く押さえるようにしましょう。こうすることで、肌の凹凸に沿いながら均一に力が加わるので、広い面もむらなくキレイにおさえられます」(林さん)
これなら、化粧直しのときに皮脂でスポンジを汚すことも防げるのでよいですね。
ちなみに、SPF値に関わらず、汗・水・皮脂・こすれなどにより落ちにくい日焼け止めは、振って使う2層式のミルクタイプだといいます。室内で過ごす時間の多い日はつけ心地の優しいジェルタイプ、汗を拭く機会の多い日は2層式のミルクタイプと使い分けるといいでしょう。こすれに強い“スマッジプルーフ” や汗水に強い“ウォータープルーフ”などの機能がついていると、より安心です。

塗り方や化粧直しのコツ

日焼け止め効果を十分に得るためには、正しい使用量や塗り方が大切です。
「少なすぎる量では、十分な効果を得られないことがあります。化粧下地として使う場合、顔に対して大きめのパール1粒大(8mm)程度、首筋や腕などのほかの部位は肌がしっかり濡れるぐらいの量を使います。ムラなくなじませたら、そのまま乾燥させましょう。肌に擦り込まず、肌の上に一枚の膜を作るような気持ちで伸び広げましょう。
日射しが強い場所では2度塗りがオススメですが、その場合も1度目が乾いた後に同量をつけて、また乾燥させます。腕などべたつきが気になる部位は、日焼け止めの上から、UV防止効果のあるパウダーをこすらず押さえるように使うと、さらっとします」(林さん)
忘れてならないのが、2〜3時間おきの塗り直しです。
「ファンデーションが崩れた場合は、まず前述のティッシュで皮脂などを押さえます。日焼け止めの半量をまず手のひらになじませ、縦に顔を包み込むように押さえてつけます。次に残り半量を手のひらになじませ、今度は手を横にして塗り残しのないようにつけます。
このとき手のひらをティッシュで拭くと、崩れたファンデーションが手に移っているはずです。上からつけるファンデーションはつい厚く塗りがち。手に移ってきた量を目安に薄くファンデーションで直せば、朝と同じようにキレイに化粧直しができます」(林さん)
日射しが強くなり紫外線が気になる季節です。上手に日焼け止めを使い、肌の健康を守っていきたいですね。

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