台風6号 宮崎県で1時間100mm近い猛烈な雨 夜間の土砂災害に警戒

2023年8月9日(水)22時10分 ウェザーニュース

2023/08/09 21:57 ウェザーニュース

台風6号(カーヌン)は9日(水)22時の推定で、長崎県五島市付近を北に進んでいるとみられます。
台風の東側に広がる活発な雨雲が九州を通過し、局地的に猛烈な雨を降らせています。土砂災害の危険度が高まっているため、今夜は厳重な警戒が必要です。
▼台風6号 8月9日(水)22時推定
 中心位置   五島市付近
 移動     北 15 km/h
 中心気圧   975 hPa
 最大風速   30 m/s
 最大瞬間風速 40 m/s
 暴風域半径  150 km

活発な雨雲は台風とともにゆっくり北上

9日(水)夜の雨雲と風の様子

台風の中心から東側に広がる活発な雨雲が通過するタイミングで、雨が激しくなっています。宮崎県小林市では21時00分までの1時間に93.5mmの猛烈な雨を観測しました。これは台風6号による1時間雨量としては最大です。宮崎県北部山沿いと熊本県球磨地方には線状降水帯が解析されました。
鹿児島県、宮崎県、熊本県には土砂災害警報が発表され、氾濫警戒情報の出ている河川があります。土砂災害や河川の増水、氾濫等の危険度が高まりますので、明日にかけて厳重な警戒が必要です。
台風の北上に伴って、これから明日朝にかけては九州北部や中国地方の一部で風が強まります。台風の中心に近い長崎県や佐賀県の沿岸部に加え、南東からの風が吹き抜ける豊後水道から関門海峡周辺でも平均で20〜25m/sの風が吹き荒れる見通しです。
また、海上では高波が続き、高潮による浸水などのおそれもあるため、併せて警戒をしてください。

9日(水)夜の風の予想

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風6号の名前「カーヌン(Khanun)」はタイが提案した名称で、タイの果物の名前(パラミツ、ジャックフルーツ)からとられています。

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