今日14日(土)は伝統的七夕 おりひめ星とひこ星を見よう

2021年8月14日(土)2時50分 ウェザーニュース

2021/08/14 05:00 ウェザーニュース

おりひめ星とひこ星が年に1度だけ会える日、七夕。
普通、七夕といえば、7月7日ですよね。ただ、7月7日の他にもう1日、七夕と呼ばれる日があるのをご存知でしょうか?
それが伝統的七夕で、2021年は8月14日です。

伝統的七夕とは?

もともと七夕は7月7日だったのですが、明治6年にそれまで使っていた太陰太陽暦という月や太陽の動きを元にした暦から、西洋式の太陽の動きを元にした暦(グレゴリオ暦)に変更されたため、従来よりも1ヶ月早くなってしまいました。
私達が現在使っている暦の7月7日は、梅雨の時期に当たるところが多く、その日におりひめ星とひこ星を見ることは難しいのが現状です。
そこで、太陰太陽暦の7月7日が今の暦の8月中旬ごろにあたり、この時期は梅雨も明けていることから、国立天文台が中心となって、二十四節気の処暑(しょしょ、毎年8月23日頃)より前で、処暑に最も近い新月を1日目として、7日目にあたる日を伝統的七夕と呼ぶことにしました。
このため伝統的七夕の日付は毎年変わり、今年は8月14日となります。

おりひめ星とひこ星を見よう

14日(土)20時頃 東の空(東京)

14日(土)夜は晴れていれば、東の空を見上げると、夏の大三角形を形作る「おりひめ星」(こと座の1等星ベガ)と「ひこ星」(わし座の1等星アルタイル)を見つけることができます。
夜空が暗い場所でしたら、おりひめ星とひこ星の間に流れる天の川を見ることもできます。

気になる天気は?

14日(土)夜は秋雨前線が本州付近に停滞します。このため、九州から東北の広範囲で雨が降り、天体観測にはあいにくの天気となります。
一方、北海道と沖縄は晴れるところがある予想です。北海道や沖縄のみなさんは、七夕の物語に想いを馳せながら夜空を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

参考資料など

アストロアーツ(http://www.astroarts.co.jp/special/2021tanabata/index-j.shtml)
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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