1か月予報 9月も厳しすぎる残暑 記録的な暑さへ 台風・秋雨シーズン 大雨に警戒

2023年8月24日(木)17時5分 tenki.jp

きょう24日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。北から南まで全国的に気温が平年よりも高く、厳しすぎる残暑が続く見込み。9月も猛暑がとどまらず、この夏の記録的な暑さはまだ続くでしょう。関東から西は降水量が多い予想で、台風・秋雨シーズンは大雨に警戒が必要です。

全国対象に「高温に関する早期天候情報」を発表 9月に入っても危険な暑さ

気象庁はきょう24日、北海道から沖縄にかけて全国を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。
向こう2週間の気温は、平年より高い日が多く、特に北海道は8月27日頃までと8月31日頃から、東北や関東甲信、北陸、東海、近畿、中国地方は8月30日頃から、四国や九州北部、九州南部、奄美、沖縄は9月3日頃から、平年に比べて「かなり高温」となる日が多いでしょう。
いったん猛暑から解放されるタイミングがあっても、再び危険な暑さとなる可能性が高くなっています。
夏休み明けで屋外の活動も増える時期ですが、炎天下の活動はできるだけ控えるなど、危険な暑さをなるべく避けてお過ごしください。
翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行って、発表された際には、日中の外出をできる限り控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。
※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

過去にない猛暑まだ続く 台風・秋雨シーズンに雨量多い所も 情報に注意

気象庁が発表した1か月予報によると、この先1か月は、太平洋高気圧が日本の南東海上では強く、西日本から沖縄・奄美付近では湿った空気の影響を受けやすいでしょう。全国的に暖かい空気に覆われやすい見込みです。
この夏はすでに東京都心では年間猛暑日が21日間と、過去最多記録を更新するなど、記録的な暑さとなっています。
9月に入ってもまだ残暑が厳しい見込みで、過去に例がない暑すぎる夏はまだ続きそうです。
また、沖縄・奄美や西日本と東日本太平洋側では、降水量は「平年並みか多い」見込みです。
9月は例年、台風や秋雨前線の影響で、大雨になりやすいシーズンです。屋外のレジャーやイベントなどは、必ず事前に雨雲レーダーを確認し、台風が発生している際には情報にご注意ください。
一方、北陸や北日本では1か月の降水量は「平年並み」でしょう。
きょう24日は、北陸地方に少雨に関する気象情報が発表されました。北陸地方では、7月下旬から降水量の少ない状態が続いています。この先しばらくは、雨の降る日はあるものの、少雨を解消するほどまとまった雨の降る可能性は低いでしょう。農作物や水の管理に注意し、節水を心がけてください。

台風9号発生 台風10号も発生か 動向に注意

きょう24日(木)午後3時、沖縄の南に台風9号「サオラー」が発生しました。台風9号は今後、沖縄の南からフィリピンの東で停滞したり、複雑な動きをするでしょう。
この海域の海面水温は高いため、次第に発達し、27日(日)にはフィリピンの東で強い勢力となる見込みです。まだ進路が定まっていませんが、沖縄に高波などの影響を与える可能性もあります。今後の動向に注意が必要です。
また、それとは別にマリアナ諸島には熱帯低気圧があり、24時間以内に台風に発達する予想です。こちらは、27日(日)には小笠原諸島へ接近するおそれがあり、その後は、関東などに近づく可能性もあります。まだ、進路や影響が定まっていないため、今後の情報に十分ご注意ください。
台風の平年値は、接近数が8月に並んで9月が年間3.3個で最も多く、上陸数は8月は0.9個、9月は1.0個で9月が最も多くなっています。
台風と秋雨前線によって大雨をもたらしやすい季節に入ります。日頃から大雨に備えて、気象情報に十分気を付けて行動なさってください。

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