神戸空港で1時間に143mmの猛烈な雨を観測 近畿の歴代2位の記録

2018年8月24日(金)0時50分 ウェザーニュース


2018/08/24 02:23 ウェザーニュース

台風20号が兵庫県に再上陸し、発達した雨雲が通過している神戸市など県南東部で激しい雨が降り続いています。
神戸空港では24日(金)0時36分までの1時間に143.0mmの猛烈な雨が観測されました。災害発生の危険性が高まっているとして、気象台は記録的短時間大雨情報を発表して警戒を呼びかけています。
【記録的短時間大雨情報の発表状況】
0時30分までの1時間
兵庫県神戸空港で136mm
0時10分までの1時間
兵庫県神戸市東灘区付近で約110mm
兵庫県神戸市灘区付近で約110mm
兵庫県西宮市付近で約110mm
兵庫県芦屋市付近で約110mm
1時30分までの1時間
兵庫県西宮市付近で約110mm
2時00分までの1時間
兵庫県神戸市灘区付近で約110mm
兵庫県西宮市付近で約110mm
兵庫県芦屋市付近で約110mm
兵庫県川西市付近で約110mm

土砂災害や河川の氾濫に警戒

過去に近畿地方で観測された1時間雨量の極値は、1972年に和歌山県の潮岬で観測された145.0mmで、それに次ぐ歴代2位の記録となりました。
また、気象庁の解析雨量では神戸市や西宮市、芦屋市付近で約110mmの雨が降ったとみられ、これらも記録的短時間大雨情報が発表されています。
兵庫県内では既に河川が増水し、氾濫の危険性が高まっています。土砂災害が発生するおそれもあるため、未明にかけて最大限の警戒が必要です。

記録的短時間大雨情報とは?

気象庁が数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測・解析をしたときに発表するものです。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。
一般的に、この情報はテレビのテロップで周知されます。この情報が発表された地点は、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。
地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。


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