東京都など15都県に熱中症警戒アラート　明日8月27日(金)対象

2021/08/26 17:15 ウェザーニュース

環境省と気象庁は、明日8月27日(金)を対象とした熱中症警戒アラートを、東京都や愛知県などの15都県に対して発表しました。
発表がされているエリアでは、特に厳しい暑さとなるため、こまめな塩分・水分補給はもちろん、室内でも無理せずにエアコンを使用するなど、熱中症予防を万全に行ってください。

東京は2日連続の猛暑日予想

＜熱中症警戒アラート発表 明日8月27日(金)対象＞
東京都(伊豆諸島)、神奈川県、千葉県、
山梨県、静岡県、愛知県、三重県、
広島県、香川県、愛媛県、
長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県(奄美除く)
明日27日(金)は夏の太平洋高気圧が西日本から東日本の太平洋側を覆う見込みです。このため、明日も朝から晴れて気温が上がり、予想最高気温は東京、名古屋で35℃となっています。東京は今日に続き2日連続の猛暑日、名古屋は3週間ぶりの猛暑日となる予想です。
熱中症警戒アラートの発表があったところでは、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。暑さ指数（WBGT）が上がり、熱中症の危険性が非常に高くなるところがあるので、こまめな水分補給・塩分補給を行うなどの対策をしっかりと行ってください。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、予想される暑さ指数（WBGT）に応じて発表される情報で、これまでの高温注意情報を置き換えるものです。
昨年は関東甲信の1都8県を対象に熱中症警戒アラート（試行）として運用されていましたが、今年から全国で本運用が始まりました。

暑さ指数（WBGT）とは

暑さ指数（WBGT）は国際的に用いられる指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つの要素から計算されています。
熱中症患者発生率との相関が気温よりも良好で、暑さ指数が「厳重警戒」ランク以上だと熱中症患者が著しく増加することがわかっています。また、暑さ指数が「危険」ランクの場合は運動は原則中止すべきとされています。
環境省と気象庁は今年から一部地域で、暑さ指数が「危険」ランクの中でもさらに重要度の高い暑さ（WBGT：33以上）が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。