日本上空は猛暑パターンに まだ熱帯夜や猛暑になる日も 彼岸が過ぎても残暑

2022年9月12日(月)11時29分 tenki.jp

この先、まだ猛暑や熱帯夜になる日はある見込みです。暑さ寒さも彼岸まで、とは言いますが、今年は彼岸が過ぎても残暑が厳しい見込みです。

きょう12日 九州〜東海を中心に午前中から30℃以上

きょう12日、午前11時までの最高気温は、熊本県甲佐町で34.0℃まで上がっています。福岡市32.6℃、神戸市32.4℃、大阪市32.9℃、名古屋市31.6℃など、九州から東海を中心に、午前中に30℃以上になっている所があります。
きょう12日の最高気温は、九州から東海、甲信は33℃くらいの所が多く、35℃くらいまで上がる所もある予想です。関東や北陸は30℃以上の所が多く、東北も30℃くらいまで上がる所があるでしょう。エアコンを使用するなど、熱中症対策をとってください。北海道は25℃以上になる所がある見込みです。

日本上空は猛暑パターンに

十五夜、十六夜を、秋の風を感じながら鑑賞できた地域が多くありましたが、この先、九州から近畿を中心に、まだ熱帯夜や猛暑になる日はある見込みです。東海、関東から北海道も、秋の深まりはゆっくりでしょう。
今、ユーラシア大陸の上空では、高気圧の風の流れと、低気圧の風の流れが交互に現れており、大規模波動のエネルギーが東向きに運ばれています。日本付近の上空では、ユーラシア大陸から運ばれてきたエネルギーにより、高気圧が発達しやすい状況になっているのです。これは、日本に猛暑をもたらすパターンのひとつとして知られています。
この影響で、向こう一週間程度、日本付近への太平洋高気圧の張り出しは強いでしょう。季節の進みとともに、日中の太陽の高さは低くなり、日が暮れるのも早まってくるにも関わらず、高温傾向が続く原因のひとつです。

暑さ寒さも彼岸までとはいかず 残暑は10月中旬を過ぎる頃まで厳しい

9月下旬になると、日本付近の上空に、ユーラシア大陸から運ばれるエネルギーの伝播はおさまる見込みです。ただ、10月中旬を過ぎる頃にかけて、日本付近の上空を流れる偏西風は、平年より北を流れるでしょう。このため、太平洋高気圧は日本付近に張り出しやすい見込みです。
9月20日は彼岸入りで、23日は秋分、26日には彼岸明けです。暑さ寒さも彼岸まで、とは言いますが、今年は、10月中旬を過ぎる頃まで、残暑が厳しいでしょう。

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