北海道 大気の状態が非常に不安定 断続的に激しい雨となる恐れ

2023年9月12日(火)14時10分 tenki.jp

北海道付近は、気圧の谷の中で、大気の状態は非常に不安定となっています。そのため、午前中に渡島や桧山地方に非常に激しい雨をもたらした雨雲は東へ進んでおり、この後は道北や道央でも降り方が強まるでしょう。

これまでですでに100mm越え

北海道付近は、低気圧を含む気圧の谷の中で、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態は非常に不安定となっています。今日明け方から次第に雨が降り出し、日本海側の沿岸を中心に雨の降り方が強まっています。今日これまでの1時間で降った雨の量は、空知地方の沼の沢が最も多く、63.0mmと局地的に非常に激しい雨となりました。今日12時までの総雨量は桧山地方のせたなが最も多く、111.0ミリとなっています。そのほか、10時過ぎには札幌周辺でも雨の降り方が強まり、中心部でも雷の音が何度も響き渡りました。

これからも雨の降り方は強い

引き続き北海道付近は気圧の谷の中で、大気の状態は非常に不安定でしょう。これまでの雨の降り方が弱かったようなところでもこれから雨の降り方が一気に強まる恐れもあります。また、これまで雨の降り方が強まった地域でも、急発達した雨雲が流れ込み、再び雨脚の強まる可能性が十分にあります。札幌周辺も雨の降りやすい状況が続きます。急に空が暗くなるなどは天気の急変の合図です。そのような場合は可能であれば屋内に避難して下さい。
12日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
日本海側北部    50ミリ
日本海側南部    50ミリ
太平洋側西部    40ミリ
太平洋側東部    30ミリ
オホーツク海側北部 40ミリ
オホーツク海側南部 40ミリ
12日12時から13日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
日本海側北部    120ミリ
日本海側南部    120ミリ
太平洋側西部    100ミリ
太平洋側東部    80ミリ
オホーツク海側北部 100ミリ
オホーツク海側南部 100ミリ
となっております。

竜巻注意情報の発表も多数あり

朝から道央や道南など多くの地域で竜巻注意情報が発表されています。今後も竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況となるため、空の様子などには十分注意して下さい。
万が一竜巻が接近してきた場合、屋内であれば窓やカーテンを閉めて窓から離れて、窓のない部屋に移動、もしくは丈夫な机の下に入って、頭を守って下さい。
屋外の場合は、頑丈な建物の物陰に隠れて、頭と首を守ることが重要です。物置や車庫、プレハブの中は危険となります。避難場所がない場合は、物陰や溝に伏せてください。
また、道内では停電の発生している所があります。午前には全道で10000戸以上の停電戸数となっている時間もありましたが、現在は復旧に向かっている所も多くなっているようですが、これから停電の発生する恐れもあります。万が一の停電発生に備え、懐中電灯をわかりやすい所に置き、携帯電話などの充電をしっかり行い、モバイルバッテリーなどの用意を忘れずに。停電が発生してしまった場合は、火災などの事故を防ぐために電化製品のコンセントは抜くようにするとよいでしょう。

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