北海道で今季全国最低気温の2.4℃　昼は広く秋晴れで服装選びに注意

2023/09/24 07:06 ウェザーニュース

今日9月24日(日)の朝は晴れた北海道の道北を中心に冷え込みが強まりました。7時00分までに上川地方幌加内町にある朱鞠内(しゅまりない)では2.4℃まで下がり、8月以降では今季全国最低気温を更新しています（富士山を除く）。
西日本や東日本の都市部でも20℃前後まで気温が下がっています。日中は九州から北海道にかけての広い範囲で晴れてカラッと秋晴れの見込みです。

今季これまでで一番の冷え込みに

今朝は穏やかな秋晴れとなり、放射冷却現象が強まって冷え込みました。今季これまでで一番の冷え込みとなったのは、上川地方幌加内町にある朱鞠内（しゅまりない）で、最低気温は2.4℃。（富士山を除く）8月1日以降の記録で見ると、9月21日(木)に宗谷地方の枝幸町にあるアメダス歌登で観測されていた3.6℃の記録を更新して、この秋の全国最低気温となっています。
また、西日本や東日本の都市部でも20℃前後まで気温が下がり、最低気温は名古屋や大阪・福岡で20.9℃を観測。関東も北東風の影響で気温が下がり、東京で19.4℃と16日ぶりに20℃を下回ってこの夏以降での最低気温になりました。

気温が上がっても湿度は低め

今日は移動性高気圧が昨日よりも勢力を広げ、さらに上空の気圧の谷が東に離れるため、秋晴れのエリアが拡大します。北海道から九州にかけての広い範囲で晴れる見込みです。
関東は天気が回復する分だけ気温が上昇し、東京都心の最高気温は27℃の予想です。晴れても夏のような蒸し暑さはなく、過ごしやすくなりそうです。名古屋市や大阪市など東海から西日本は30℃前後まで上昇する見通しです。空気が乾燥するためカラッとした暑さの所が多くなります。
涼しい気温から暑い気温へと変わるため、数字の差以上に体感的には変化が大きく感じられそうです。お墓参りなど外出を予定されている方は、外に出る時間帯によってうまく服装を調整してください。
また北日本は内陸部を中心に朝の冷え込みが強まる一方、昼間は快適な陽気となります。
北海道では珍しくはないものの、朝と昼間の気温差が15℃以上になる所もあるため、寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。