国際ハッカー集団「ロックビット」、ランサムウェア開発者ら4人逮捕…警察庁が国際捜査に協力

2024年10月2日(水)12時46分 読売新聞

警察庁

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 警察庁と欧州警察機構(ユーロポール)は1日深夜、フランス、イギリス、スペインなどの捜査当局が国際ハッカー集団「ロックビット」のランサムウェア(身代金要求型ウイルス)開発者ら4人を逮捕し、関連する9台のサーバーを押収したと発表した。

 ランサムウェアは、企業の機密データなどを暗号化して復旧の対価を要求するウイルス。サイバー攻撃は近年、分業化が進んでおり、国際共同捜査で今年2月以降、ロックビットの中枢メンバーを起訴し、関連口座を凍結するなどしてきたが同集団の攻撃は続いていた。

 警察庁によると、今回逮捕されたのはウイルス開発者のほかロックビットが使っていたサーバーの管理者と攻撃の実行役を支援していた2人の計4人。別の実行役で国際サイバー犯罪組織「エビルコープ」とつながる人物の資産も凍結した。

 ロックビットを巡っては、警察庁も国際共同捜査に参画し、押収したサーバーの解析を担当。暗号化されたデータの復旧ツールを開発し、2月以降、国内企業10社の被害について一定程度の回復に成功したという。

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