広くカラッとした秋晴れ 全国的に10月らしい気温 放射冷却であす朝にかけて冷える

2023年10月11日(水)14時45分 tenki.jp

きょう11日は、日本付近は高気圧に覆われて、広く秋晴れ。最高気温は、平年並みの所が多く、10月らしい気温です。九州から関東は所々で25℃以上の夏日となっていますが、湿度が低くカラッとした暑さ。今夜も広く晴れる見込みで、日暮れとともに放射冷却で冷えるでしょう。

全国的に10月らしい気温

きょう11日は、日本付近は高気圧に覆われて、広く秋晴れとなっています。
午後2時までの最高気温は、熊本市で26.4℃、大阪市で26.1℃、名古屋市と甲府市で25.6℃など夏日になっている所もあります。
埼玉県熊谷市では25.5℃まで上がり、ことし146回目の夏日となりました。これで年間夏日の最多記録を更新しました。※なお、これまでの年間夏日最多記録は、2013年に観測された145回です。
気温の上がっている所もありますが、広い範囲で10月らしい気温です。
東京都心や前橋市は24.3℃、暑すぎず、涼しすぎず、何をするにも快適な気温となっています。

空気カラカラ 乾燥に注意

九州から関東の所々で25℃以上の夏日となっていますが、湿度が低いため、カラッとした暑さです。
午後2時までの最小湿度は、広島市で26%まで下がっている他、大阪市では28%まで下がり、今シーズン初めて30%以下となりました。
東京都心は最小湿度が40%となっています。
これまでに比べて、秋らしく空気が乾いてきましたので、火の取り扱いにご注意ください。また、部屋の中でも加湿器を使うなど、お肌や喉の乾燥にも気を付けた方が良さそうです。

あす12日朝 放射冷却で冷え込み強まるところも

あす12日朝にかけては、広い範囲で晴れる見込みです。このため、朝にかけては、放射冷却によって、気温が下がるでしょう。
予想最低気温は、けさと同じかやや低めの所が多く、九州から関東にかけて15℃くらいで、内陸部や標高の高い所では10℃を下回る所もありそうです。
長野県や群馬県などには霜注意報が発表されています。あす朝にかけて霜の降りる可能性がありますので、山沿いを中心に、農作物の管理にご注意ください。
季節が進み、日が暮れると急に冷えるようになってきました。晴れた日ほど、夕方以降の気温の急降下に注意が必要です。

放射冷却現象とは

この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まるため、気温がグンと下がります。
「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。
例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。
放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。

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