2週間天気 季節の歩み 残暑から秋本番へ

2021年10月12日(火)12時0分 tenki.jp

この先の2週間は、これまで足踏みをしていた秋の空が、夏の空を土俵際に追い詰めて、週末を境に、ついには寄り切ることになるでしょう。お天気の変化とともに残暑も先が見えていて、秋の空気に覆われる日が多くなる予想です。小さな冬を感じる地方もあるでしょう。

13日(水)から19日(火)の天気は

13日は、沖縄では、台風の雨雲が離れて天気は回復するでしょう。海上は、しけの状態が続きますから、引き続き注意が必要です。停滞する前線の影響で、九州から東北では、曇りや雨の所が多いでしょう。沖縄と九州から近畿にかけては、カミナリが鳴る所や激しい雨になる所がある予想です。北海道は高気圧に覆われるため晴れる見込みです。
14日から15日は、高気圧に覆われて晴れる所が多くなりますが、北海道は低気圧や前線の影響で雨の降る所があり、沖縄では湿った空気の影響で雨の降る所がある見込みです。
16日から17日は、低気圧と前線の影響で、雨の降る所が多くなりそうです。
この低気圧と前線の通過は、秋と夏の季節を分けることになるでしょう。
18日から19日は、大陸からやってくる、この時期としては冷たい空気を伴う高気圧に覆われて、晴れる所が多くなる見込みです。
空に浮かぶ雲は、これまでと違って、高度5000メートルから8000メートルくらいの高さに広がる「うろこ雲やイワシ雲」*など、「秋らしい雲」が多くなるでしょう。
*気象用語では「巻積雲(けんせきうん)」と分類しています。

20日(水)から25日(月)の天気は

秋の高気圧に覆われて晴れる日と低気圧や前線の通過で曇りや雨になる日が、2日から3日の周期で変化をするでしょう。
天気が崩れるのは、20日から21日頃と24日から25日にかけてです。
北海道では、一時的に西高東低の、いわゆる冬のような気圧配置になることがあり、次の季節の先駆けを感じる空になることがありそうです。

この先の気温の傾向 残暑は終幕 来週は秋本番に

全国的に、16日頃までは暖かい空気に覆われますので平年並みか高い所や、かなり高くなる所が多いでしょう。農作物の管理に引き続き、ご注意ください。
しかし、近畿から九州、沖縄を中心に続いている30℃以上の真夏日は、次第に影をひそめるようになる見込みです。
17日頃からは、秋本来の空気(大陸からやってくる冷たい空気)が流れ込む影響で、平年並みか低くなり、かなり低くなる可能性もあります。
いよいよ秋本番。さわやかな日が増えそうですが、この時期の気温としては低めに経過する予想ですから、これまでとの気温の変化に気をつけながら、残暑の疲れを残さないようなさって下さい。

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