台風15号 中心気圧900hPaの猛烈な勢力を維持 小笠原諸島は大しけ
2023年10月13日(金)5時20分 ウェザーニュース
2023/10/13 05:11 ウェザーニュース
10月13日(金)3時現在、大型で猛烈な台風15号(ボラヴェン)は小笠原近海を北東に進んでいます。
中心気圧は900hPaと今年の台風2号とならぶ低さにまで発達していて、最大瞬間風速は85m/sと推定されています。
▼台風15号 10月13日(金)3時
中心位置 父島の南東約460km
大きさ階級 大型
強さ階級 猛烈な
移動 北東 25 km/h
中心気圧 900 hPa
最大風速 60 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 85 m/s
小笠原諸島 今日が強風や高波のピーク
台風15号の予想進路
台風15号は小笠原諸島の母島や父島に最も近づいています。中心からの距離は400km以上離れているものの、台風が大型であることから活発な雲が届いていて、ちょうど強風域の端がかかっている状況です。
父島では2時22分に最大瞬間風速19.2m/sの強風を観測しています。また、小笠原諸島の海上ではうねりを伴った大しけとなっていて、波の高さは7mと予想されています。小笠原諸島では今日いっぱい高波に警戒し、強風に注意してください。
台風は明日以降も北東に進み、日本からは離れていく予想です。本州からは離れた所を進むため直接の影響はないものの、14日(土)にかけて西日本〜東日本の太平洋沿岸にうねりが届くことが予想されます。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風15号の名前「ボラヴェン(Bolaven)」はラオスが提案した名称で、ラオス南部の高原の名前からとられています。
参考資料など
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構