能登の記録的大雨から1か月、行方不明1人の捜索続く…「どんな形でもいいから見つかってほしい」

2024年10月21日(月)22時52分 読売新聞

町野川河口付近の海岸で捜索を行う警察官ら(21日、石川県輪島市で)=桐山弘太撮影

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 能登半島北部の記録的大雨から21日で1か月となった。これまでに14人の死亡が確認され、いまだ安否不明となっている石川県輪島市町野町の中山美紀さんの捜索が続いている。

 この日は、中山さんが流されたとみられる川の先にある海岸を警察官らが計約40人で捜索。ドローンを飛ばしたり、流木や砂浜を棒でかき分けたりして手がかりを捜した。今月17日に中山さんは32歳の誕生日を迎えた。弟の真さん(28)は「どんな形でもいいからとにかく見つかってほしい」と話していた。

 輪島市役所では午前9時半から、坂口茂市長や市職員らが約30秒間黙とうをささげ、防災行政無線を通して市民にも追悼を呼びかけた。

 輪島市では9月20〜22日、月の平年値の2・3倍の雨が降った。元日の能登半島地震で地盤が緩んでいた影響もあり、同市や珠洲市などで1400棟以上の住家被害が出て、400人以上が避難生活を送っている。

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