雲海と紅葉のコラボレーション 長野の谷は霧の解消遅れる

2022年11月2日(水)11時0分 ウェザーニュース

2022/11/02 11:02 ウェザーニュース

今日11月2日(水)は内陸部を中心に霧の発生した所が多くなりました。太陽が高く昇るとともに解消に向かっているものの、長野県の谷筋などは回復が遅れています。標高の高い所では雲海と紅葉のコラボレーションが見られました。

雲海と紅葉が同時に見られる

長野県山ノ内町では青空が広がり、遠くの山々の稜線もはっきりと見えています。ただ、眼下は霧に埋め尽くされた雲海となっており、山肌の色づいた紅葉と雲海が同時に楽しめています。
今日、発生した霧は「放射霧」と呼ばれるもので、昨日の降水で空気中の水蒸気が増えた所に、天気が回復して放射冷却現象により気温が低下。霧として現れたものです。放射霧は太陽が高く昇って気温が上昇することで、解消に向かいます。

谷や盆地で霧の解消が遅れる

気象衛星可視画像

気象衛星ひまわり8号の可視画像によると、長野県内は山にはほとんど雲が見られないのに対し、谷や盆地には10時30分の時点でも真っ白な霧に覆われていることがわかります。
霧が濃いと太陽の光がなかなか届かずに気温が上がらず、霧の解消が遅れることにつながります。長野市の気温は10時30分で10.0℃しかなく、湿度も88%と高い状況です。午後は解消する所が多いとみられますが、しばらくは霧の濃い所がありますので、車の運転などは十分に注意をしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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