日米韓が「調整事務局」新設、連携「否定」のトランプ氏見据え制度化…バイデン氏「3か国の協力続く」
2024年11月16日(土)11時36分 読売新聞
【リマ=太田晶久、淵上隆悠】石破首相と米国のバイデン大統領、韓国の
共同声明は、調整事務局について「インド太平洋を安定し、安全な地域にする」ための取り組みを強化するものだとうたった。
首相は会談で「調整事務局を活用しつつ、様々な分野で連携を緊密にしたい」と強調した。バイデン氏は「3か国の協力はこれからも続くと信じている」と語り、尹氏も「日米韓の協力はインド太平洋にとって不可欠だ」と訴えた。
3か国は共同声明で、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣に関して「ロシアによるウクライナに対する侵略戦争を危険な形で拡大する」として強く非難。露朝の軍事協力の深化は「国連安全保障理事会の常任理事国というロシアの地位を踏まえれば特に悪質だ」と断じた。
首相はこれに先だってバイデン氏と個別に約10分間会談し、日米同盟深化への取り組みに謝意を述べた。両氏は同盟強化に向けて引き続き協力することで一致した。