【精神科医が教える】職場にいる「ヤバい人」の見分け方・ナンバー1

2024年11月21日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

【精神科医が教える】職場にいる「ヤバい人」の見分け方・ナンバー1

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Photo: Adobe Stock

小さな違和感を見逃さないで!

今日は、仕事を通じて感じた「小さな違和感」を見逃さないでほしいというお話をしたいと思います。

先日、ある人と仕事で関わる機会がありました。一見すると親切で丁寧な印象を受ける人で、仕事もできそうな雰囲気です。

しかし、最初のやり取りで、普通ならすぐに連絡をもらえるだろうと思う場面で、なぜか連絡がなく、少し引っかかるところがあったんですね。

“化けの皮”はだんだんはがれる

そのときは、「たまたま忙しいのかな」とか「少し遅れる事情でもあるのかな」と思ったくらいでした。

その後、仕事を進めても、そつなく対応してくれて、特に問題もありませんでした。

ところが、時間が経つにつれて、ギリギリまで連絡をもらえないとか、こちらがまったく知らない状況のまま物事が進むといったことが繰り返されて、やっぱり最初の小さな違和感が正しかったのかな、と思うようになったんです。

心の中に違和感をメモ

そのときに改めて思ったのは、やはり最初に抱いた小さな違和感というのは、軽視してはいけないということです。

もちろん、違和感を得たからといって、すぐに問い詰めたり責めたりする必要はありません。ただ、心の中にその違和感をメモしておくことが大切だと思うんです。

そのうえで、大きな決断をする際や重要な仕事をするときには、その違和感を思い出して慎重に行動する。そうすることで、大きなトラブルやストレスを未然に防ぐことができるんですよね。

いちいち指摘する必要はない

今回も、その違和感をもとに事前に動いたことで、大きな問題を未然に回避することができました。違和感に気づいたからといって怒る必要はありませんし、いちいち指摘する必要もありません。

ただし、相手を完全に信じきって、すべてを委ねるのは危険です。最初の小さな違和感を無視してしまうと、後々になって取り返しのつかないことになる可能性もあります。

トラブルやストレスを防ぐカギ

逆に言うと、人間関係でそうした小さな違和感をまったく感じない人というのは、基本的には信用に値します

もちろん、絶対視することはできませんが、人間関係が続いていくなかで、どこかで必ず「ボロ」が出るものです。どんなに隠すのが上手い人でも、完全に隠しきるのは難しいものです。

小さな違和感は、その場で解決しなくてもいいですし、相手を問い詰める必要もありません。ただ、心のどこかに留めておく。それをもとに慎重に物事を判断することが、不要なトラブルやストレスを防ぐカギになると思います。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。

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