大阪や京都など関西上空に波状雲 今夜の雨を予兆
2020年11月27日(金)16時45分 ウェザーニュース
2020/11/27 16:38 ウェザーニュース
27日(金)夕方になり大阪や京都など関西エリアの上空に波状雲が広がっています。
波状雲は大気の波によって空気が上下に動くことで発生する雲です。雲が発生しやすい湿度や気温の条件が揃っている時に、空気が持ち上げられる所では雲が発生し、引き下げられる所では雲が消えます。そのため、波打つような形の雲になるのです。
日本海を進む低気圧が近づいているため湿った空気が流れ込み、上空を吹く西風に沿って現れたと考えられます。
今夜は一時的に雨が降る可能性
温暖前線や低気圧が接近中の時に波状雲が見られる時は、低気圧などが近づくにつれて波状雲の現れる高度が低くなるため、地上から見ると一つ一つが太くなっていくような変化が現れます。
さらに前線が近づくと、雲の隙間は埋まってしまい、雨を降らせるため、天気の下り坂のサインとなります。日没を迎えるため雲の変化は確認しにくいものの、今夜の近畿は北部から中部で一時的に雨の降る可能性があります。雨具がない場合は早めに帰宅されると安心です。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)