インフル患者、1週間で18.4万人 すでに警報レベルの地域も

2019年12月6日(金)17時50分 ウェザーニュース


2019/12/06 19:14 ウェザーニュース

6日(金)に厚生労働省から発表された11月25日〜12月1日までのインフルエンザ発生状況によると、18.4万人でした。前週と比較すると、7.8万人増加していることが分かりました。

全国で推計約18.4万人

定点医療機関での患者報告数

12月1日までの1週間の定点医療機関の患者報告数は約2.7万人となり、前週よりも約1.2万人増加しています。
この定点医療機関から報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約18.4万人となり、前週の推計値(約10.6万人)より増加しました。
年齢別では、0〜4歳が約2.3万人、5〜9歳が約6.0万人、10〜14歳が約3.5万人、15〜19歳が約0.7万人、20代が約0.8万人、30代が約1.4万人、40代が約1.8万人、50代が約0.9万人、60代が約0.6万人、70代以上が約 0.4万人となっています。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約64.9万人となりました。
全国で警報レベルを超えている保健所地域は4か所(1道1県)、注意報レベルを超えている保健所地域は70か所(1都1道1府20県)でした。
手洗いやマスクなど、インフルエンザ対策を行うようにしてください。

気温変化が大きな一週間

この先は、天気が周期的に変化し、気温のアップダウンも大きくなります。
短期間で気温が大きく変化すると体調を崩しやすくなるため、インフルエンザ予防を万全にしてお過ごしください。

感染予防として効果的な手の洗い方

横浜相原病院(神奈川県横浜市)の吉田勝明院長に、効果的な手洗い方法を伺いました。
インフルエンザ流行時は外出から戻ったら必ず手を洗うことが感染予防の基本になります。
「手術室に入る外科医はヒジから先の手をおよそ15分かけて洗いますが、そこまでしなくても、外出から戻ったら石鹸やハンドソープを使って1分間は手洗いしてください」(吉田院長)

石けんやハンドソープを使うと、手の表面の皮脂に付着しているウイルスも洗い落とせます。手洗い前の手にウイルスが100万個付着していたとすると、1分間の手洗いで数十個(約0.001%)に減らせることになります。ここまですれば、食事前やトイレの後は流水で15秒の手洗いで十分です。

参考資料など

厚生労働省HPより


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