北海道の1か月予報 日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる恐れも

2023年12月7日(木)17時7分 tenki.jp

向こう1か月の北海道は、冬型の気圧配置が強まって、寒気が流れ込みやすくなるでしょう。そのため、全般に気温は低く経過し、特に2週目はかなり低くなる可能性があります。また、2週目は日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があります。

1週目(12月9日〜15日) 気温はほぼ平年並み

9日頃は北海道周辺を気圧の谷が通過し、上空に比較的暖かい空気が流れ込むほかは、冬型の気圧配置や寒気の影響を受けやすいでしょう。そのため、9日は雨や湿った雪となる所が多く、気圧の谷通過後は日本海側を中心に雪に変わる所が多くなる見込みです。
やや暖かい日が続いたため積もっていた雪も一時的に解けている所もあります。車を運転の際は、改めて、雪道や凍結路面に十分な注意をしてください。歩行者も、路面状況の変化には十分な注意が必要となります。

2週目(12月16日〜22日) 冬型の気圧配置強まり、日本海側を中心に大雪の恐れ

冬型の気圧配置が強まる影響で、日本海側やオホーツク海側では平年に比べ曇りや雪の日が多くなる見込みです。日本海側の地域を中心に降雪量もかなり多くなる恐れがありますので、この期間は特に、最新の気象情報に注意が必要となりそうです。これまで雪の少なかった所でも、日本海側を中心に12月後半は季節が一気に進む可能性があります。
一方、太平洋側は割合晴れる日が多くなるでしょう。
気温は全般に低く、真冬日となる日が多くなりそうです。寒い日が続く恐れがあるため、体調管理に十分な注意が必要です。農作物の管理等や水道管の凍結に注意するとともに、除雪作業中の事故にも注意して下さい。万が一の停電のため、懐中電灯やモバイルバッテリーなどを用意しておくと安心です。
なお、現在は北海道周辺の海水温は平年よりも高い所が多くなっております。冬型の気圧配置が強まって上空に強い寒気が流れ込んだ際には、日本海側を中心に大雪となる可能性が高くなります。短い時間で雪の量が一気に増える可能性もあります。大雪やふぶきによる立ち往生に備え、雪道を運転の際は懐中電灯やモバイルバッテリーに加え、毛布やひざ掛け、軍手などを積んでおくとよいでしょう。
本日(7日)、17日頃からの約5日間を対象に低温と大雪に関する早期天候情報が札幌管区気象台より発表されました。10日頃までは寒気の影響を受けにくいため、気温は平年並みか高く、かなり高い日もありますが、その後は寒気が流れ込みやすくなるため平年並みか低くなり、17日頃からはかなり低くなる可能性もあります。また、17日頃からは日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があるため、気温や雪の降り方には十分な注意が必要となりそうです。

3〜4週目(12月23日〜1月5日) 引き続き気温は低い見込み

太平洋側で割合晴れる他は雲が広がりやすく、日本海側では引き続き雪が降りやすいでしょう。一時的な強い寒気が流れ込んだ際には局地的に大雪となる恐れもあります。年始にかけても、雪の降り方には注意が必要です。なお、気温は平年並みか低く経過するでしょう。年末年始に停電などが起こった際には、復旧に時間のかかる可能性も十分にあり得ます。万が一に備え、カセットコンロなどを用意しておくことをお勧めします。

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