2022年最後の満月「コールドムーン」 冬の夜空に浮かぶ

2022年12月8日(木)18時29分 ウェザーニュース

2022/12/08 18:28 ウェザーニュース

今日8日(木)は満月です。12月の満月はアメリカの農事暦で「コールドムーン」とも呼ばれます。
今夜は関東甲信や東海、西日本の広いエリアで綺麗なお月さまが見えています。夜は冷え込みますので、暖かくして丸いお月さまをお楽しみください。

今回の満月は火星と接近

12月7日(水)〜8日(木)19時頃 東の空(東京)

今日8日(木)は「衝(しょう)」を迎えてひと際明るい火星に、満月を迎えた月が接近します。
「衝」とは地球から見て太陽とちょうど反対側になる瞬間のことです。この衝の頃にマイナス2.0等と、最も明るく輝いて見えます。
夜が更けると共に高度を上げていき、夜遅くには南中して南の空高くで輝きます。夜空の中でも存在感のある月と火星の共演は見物です。
▼8日(木)の月と火星の時刻(東京)
出現 月 16:19 火星 16:10
南中 月 23:54 火星 23:30

満月とは

太陽、月、地球の位置関係

満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。
地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。
つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。

12月の満月、英語で“Cold Moon”

農事暦における満月の呼び方

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
アメリカの農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、12月の満月は別名「コールドムーン(Cold Moon/寒月)」と呼ばれるそうです。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

参考資料など

The Old Farmers' Almanac

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