米・カリフォルニアに「サンタ・アナ風」 山火事の発生、拡大のおそれ
2024年12月10日（火）9時15分 ウェザーニュース
2024/12/10 09:18 ウェザーニュース
アメリカ・カリフォルニア州は「サンタ・アナ風」と呼ばれる乾いた強風の影響で、山火事のリスクが高まる見込みです。気象当局は警報を発表し、11日(水)にかけて警戒するよう呼びかけています。
局地的には30m/s超の強風も
アメリカ大陸の西部に優勢な高気圧がり、カリフォルニア州では北東の風が強まりやすくなっています。サンタ・アナ風（Santa Ana winds）と呼ばれる乾いた強風が吹きやすい気圧配置です。
現地時間の10日(火)が強風のピークで、谷筋など風の吹き抜けやすい所で瞬間的に20〜30m/s、丘陵地帯ではそれ以上の強風が予想されています。湿度が大きく低下して、5〜15%まで下がる見通しです。
サンタ・アナ風はたびたび大規模な山火事を引き起こしていて、今回もリスクが高まっているとみられます。アメリカの気象当局は「Red Flag Warning」を発表し、山火事の発生・拡大に加え、強風による倒木や停電のおそれもあるとして、警戒を呼びかけています。
風の強まりやすい状況は11日(水)まで続く見込みです。
