北海道 風が集まって雪雲も集まる 宗谷~留萌地方や上川北部では局地的な大雪の恐れ

2023年12月20日(水)16時12分 tenki.jp

今日(20日)は北海道の西海上に低気圧があり、風がぶつかり合って雪雲が集束している所があります。この雪雲が宗谷や留萌地方、上川北部などに流れ込むため、局地的には大雪となる恐れがあります。大雪による交通障害に注意して下さい。

宗谷地方では北風 留萌地方では西風

今日の北海道付近は、正午には宗谷海峡付近に低気圧があり、ゆっくりと南下しています。
この低気圧周辺では反時計回りに風が吹いており、宗谷地方では北寄りの風が、留萌地方では西寄りの風がアメダスでも観測されています。

雲は風で動き、ぶつかり合うとまとまる

日本海上で寒気に伴って発生した雪雲は、この風によって流され、風のぶつかり合う所でまとまって所々で厚い雪雲となっている様子が衛星画像でも観察できるようになっています。
これからはこの雪雲が西寄りの風によって宗谷や留萌地方、上川北部などに流れ込み、低気圧の動きによっては同じような所に入り続ける可能性があります。明日午前6時までの24時間に降る雪の量は50cmに達する恐れがあります。大雪による交通障害に注意して下さい。

明日(21日)には強い寒気襲来 大気不安定

明日(21日)の北海道付近は、上空に強い寒気が流れ込むでしょう。低気圧はさらに南下する見込みです。
明日は低気圧が南下に伴い、札幌付近の上空約1500メートルの気温は少しですが上がるでしょう。しかし、上空約5000メートルには寒気が入るため、対流圏の高い所と低い所での気温差が大きくなり、一時的に大気の状態が非常に不安定となります。対流活動が活発となるため、雪雲が発達しやすくなり、短い時間で強い雪の降り方となる恐れがあります。
冬の時期に北海道の西海上発生する低気圧は動きが複雑で、寒気の強まり方や、内陸の冷え込みなどによってかなり動き方が変わります。明日夕方から明後日(22日)朝にかけては、札幌周辺に大雪をもたらし、交通障害の発生する可能性もあるため、最新の気象情報に注意が必要です。

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