2020年12月 これまでの大雪のまとめ 総降雪量200センチ超えも

2020年12月21日(月)19時9分 tenki.jp

初冬の日本列島に襲来した寒気。12月14日から21日までの総降雪量が200センチを超えた地点が9地点と、新潟県と群馬県、東北地方を中心に記録的な大雪となりました。この一週間の雪の状況をデータから振り返ります。

各地で12月の雪の記録を更新 観測史上1位も

12月14日から17日にかけて、日本付近に真冬並みの寒気が流れ込み、新潟県や群馬県を中心に記録的な大雪となりました。
また、19日から20日にかけても再び冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に大雪となりました。
今回の大雪では、降り始めからの降雪量が、群馬県みなかみ町藤原で291センチ、新潟県津南町で278センチ、青森県八甲田山系の酸ヶ湯で243センチ、岩手県西和賀町で234センチを観測するなど、新潟県や群馬県と東北地方の9つの降雪量観測地点で200センチを超えました。これらの地点では、平年と比べて2倍から4倍ほどの雪の量が降ったことになります。

また期間中の24時間最大降雪量は、群馬県みなかみ町藤原で128センチ、新潟県湯沢町で113センチ、秋田県湯沢市で60センチを観測するなど、各地で観測史上1位の記録を更新しました。(※秋田県湯沢市は1位タイ)
また、48時間降雪量、72時間降雪量などについても、新潟県や群馬県、東北地方の各地点で観測史上1位が続出しました。
さらに、雪の降った量だけでなく、この期間中最も積もった雪の深さは、青森県八甲田山系の酸ヶ湯で250センチ、新潟県津南町で225センチ、群馬県みなかみ町藤原で212センチと、この大雪で一気に積雪が2メートルを超えた所がありました。
この大雪により、一時、停電や高速道路で車の立往生が発生するなどしました。

今週は大雪・寒気は解消 北日本でも雨か 来週は再び大雪の可能性も

明日22日以降は、冬型の気圧配置は緩んで、次第に日本付近からは寒気が遠ざかります。このため、雪は一旦落ち着きますが、日本海側を中心に気圧の谷や低気圧の影響を受けやすいでしょう。この先寒さが解消して、東北や北陸でも雪ではなく、雨の降る所が多くなりそうです。特にクリスマスイブの24日は北海道でも雨になる可能性もあります。
これまで積もった雪が解けて、足元が悪くなったり、道路が冠水したり、屋根からの落雪やなだれが発生する可能性もありますので、十分にご注意ください。
なお、来週には、先週より強い寒気が流れ込んでくる可能性も出てきています。年末年始は再び大雪の可能性もあるかもしれません。
最新の情報に十分にご注意ください。

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