北陸など一晩で40cm以上積雪が増加 今日も雪が続き警戒

2023年12月22日(金)6時46分 ウェザーニュース

2023/12/22 06:49 ウェザーニュース

22日(金)も日本付近は冬型の気圧配置が続いています。昨夜から今朝にかけて北海道や北陸など多い所では40cmを超える新たな雪が積もりました。今日も北海道から九州の広い範囲で雪が続き、積雪の増加に警戒が必要です。

強い雪が続いて一気に積雪

上空の寒気がピークを迎えた昨夜から今朝にかけては日本海側の雪雲が発達し、北陸や北海道などで積雪が急増しました。3時間に20センチの顕著な降雪を観測したとして、昨夜遅く富山県では「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されました。
昨夜21時から今朝の6時までに北海道の岩見沢では40cm、新潟県の能生では41cm積雪が増えています。
西日本でも局地的に雪が強まって、平野部でも積雪が増加し、6時の時点で島根県松江市では2cmの積雪を観測。4時の時点では佐賀県佐賀市で1cmの積雪を観測していました。
6時現在、北海道、山形県、石川県、富山県、福井県、福岡県、長崎県、大分県には大雪警報が発表されています。

午後も断続的に雪

明日朝までの積雪増加予想

これから午後にかけても冬型の気圧配置は続きます。九州では昼過ぎにかけて雪が降りやすく、山陰から北陸、北海道にかけては一日を通して断続的に雪が降る見込みです。
特にJPCZ周辺の発達した雪雲がかかる北陸や、シアーライン(風の流れが変化する境界線)周辺の影響を受ける北海道で雪が強まりやすく、多い所ではさらに50cmを超えるような雪の積もるおそれがあります。
普段、あまり雪が積もらない西日本では雪道や路面凍結によるスリップに注意をしてください。北陸や北海道は短期間で積雪が急激に増えていますので、立ち往生による大規模な車両滞留等の危険性が出てきます。冬用タイヤの装着に加え、チェーンを準備するなどスタックしないような備えが必要です。
また、除雪作業中の落雪事故などにも警戒をしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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