岩屋外相、中国の李強首相と会談…来年中に首脳らの相互往来実現へ努力で一致か
2024年12月25日(水)12時2分 読売新聞
中国の李強首相(右)と握手する岩屋外相(25日、北京で)=代表撮影
【北京=上村健太、東慶一郎】岩屋外相は25日午前、北京の人民大会堂で、中国の
日本の外相の訪中は2023年4月の林芳正外相(当時)以来で、1年8か月ぶりとなる。岩屋氏は会談の冒頭、「日中双方は地域と世界にとって重要な責任を共有している。それをしっかりと果たしていける日中関係を築いていくために、努力したい」と述べ、日中双方の国益を追求する「戦略的互恵関係」を推進していく考えを強調した。李氏は「両国間の交流と協力を強化し、両国関係の持続的かつ健全な発展を推し進めていく」と語った。
中国では、今年9月に日本人学校の男子児童が刺殺された事件が起きたほか、邦人の拘束も相次いでいることを踏まえ、岩屋氏は在留邦人の安全確保を徹底するよう要請した模様だ。
李氏は、経済分野での協力を呼びかけたとみられる。国内経済が低迷する中、日本からの投資を呼び込む狙いがある。
岩屋氏は李氏との会談後、