国土交通省・国土地理院が、電子国土基本図関連プロジェクトにAxelGlobeを採用

2024年1月16日(火)12時46分 PR TIMES

 アクセルスペースが展開する地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」が、国土地理院が進める「衛星・AIを活用した地図更新の効率化」に採用されました。国産で唯一の光学衛星コンステレーション※1を運用する弊社は今後、AxelGlobeが運用する衛星GRUS(グルース)5機で取得した衛星画像の提供などを通じて、同院が取り組む電子国土基本図の整備・更新に貢献していきます。

※1 複数の人工衛星を協調させてひとつのシステムとして動作させること。

本採用の背景

 電子国土基本図とは、日本の国土を統一規格で表すために国土地理院が作成するデジタル形式の基本図です。カーナビや地図アプリ、そしてハザードマップなど、民間・行政のあらゆる地図の基礎として活用されており、電子国土基本図の整備・更新と活用促進は、政府における重要施策の一つに位置付けられています。同院では、これらの活動の生産性向上を目的として、二つの異なる時期に撮影された衛星画像とAIによる画像分析から、変化部を抽出する技術の開発とシステム構築を進めてきました。今回採用されたAxelGlobeは、全国の地物※2の最新状況を表す「雲のない」衛星画像データの提供を通じて、この取り組みを後押しするものです。

※2 道路・建物や、土地の状況を表す植生・崖・岩・構造物などの情報

[画像1: https://prtimes.jp/i/66150/32/resize/d66150-32-9770b0cf27c7525415c6-0.png ]

地図情報更新のイメージ。衛星画像の分析などをもとに道路や大規模建築物などの変化を抽出し、地図情報に反映する。
*図は、国土地理院作成の資料をアクセルスペースが編集したもの。

AxelGlobeの特徴

 AxelGlobeでは、最大2.5mの分解能(地上の2.5mのものを識別できる能力)を持つ5機のGRUSにより、地球上の同一地点を2〜3日に一度の高頻度で観測できます。また、GRUSの高い姿勢制御性能を生かして、世界中の観測データをユーザの要望に応じた「タスキングベース」で提供可能です。
 今回のプロジェクトに向けては、「AxelGlobe モザイク」を新たに開発。複数回撮影した同一地点の画像を用いて、雲のない衛星画像データの組成と提供を実現しました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/66150/32/resize/d66150-32-beb58d509316210e7706-1.png ]

AxelGlobe モザイクによる雲なし画像の生成例。GRUSにより撮影した複数の衛星画像(左)から雲なし画像を合成する。

 今回の採用を受けて、AxelGlobe事業本部長の深澤達彦は、次のように述べています。
「電子国土基本図という社会の基盤となる重要なデータベースにおける今回のAxelGlobeの採用は、信頼性と対応の柔軟性を高く評価いただけた結果であると受け止めております。今後も、AxelGlobeによる高付加価値サービスの提供を通じて、国土地理院様の取り組みに貢献してまいります」

AxelGlobe
AxelGlobeサイト  https://www.axelglobe.com/ja/
オンラインカタログ https://www.axelspace.com/assets/pdf/solution/ag_catalog_ja.pdf

株式会社アクセルスペース 会社概要
所在地:東京都中央区日本橋本町三丁目3番3号 Clipニホンバシビル
代表者:代表取締役 中村 友哉(なかむら ゆうや)
設立:2008年8月8日
主な事業内容:小型衛星による地球観測事業、小型衛星等を活用したソリューションの提案、小型衛星及び関連コンポーネントの設計及び製造、小型衛星の打ち上げアレンジメント及び運用支援・受託
https://www.axelspace.com/ja/

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