バイエル クロップサイエンス株式会社とGreen Carbon 株式会社カーボンクレジット創出へ向けた新たなパートナーシップ契約を締結

2024年1月24日(水)18時16分 PR TIMES

・「水田雑草テーラーメイド防除(R)」とカーボンクレジットの創出・申請・登録・販売支援サービス「Agreen(アグリーン)」を事業連携
・水田の中干し延長によるメタンガス排出削減を実現し、カーボンクレジットを創出する連携モデル実装を目指す

東京、2024年1月24日 — バイエル クロップサイエンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂田 耕平、以下バイエル クロップサイエンス)と、Green Carbon株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:大北 潤、以下Green Carbon)は、カーボンクレジット創出に向け、両社のサービスを連携させる新たなパートナーシップ契約を、本日1月24日に締結いたしました。

本パートナーシップ契約の締結にあたり、Green Carbon代表取締役の大北氏は次のように述べています。「農家の皆様より、中干し期間延長における除草や防除に対する心配のお声をいただいている中、「水田雑草テーラーメイド防除(R)」を使用することで、中干し延長実施時における雑草防除の最適化の提案が可能になります。両社が連携することで、農家の皆様へのサポートを広げつつ、脱炭素化にも寄与してまいります」。 また、バイエル クロップサイエンス代表取締役社長の坂田は「両社の提携により、日本の農家の皆様に収益性強化と脱炭素を両立する最適散布から、カーボンクレジット創出までの一気通貫した新たなソリューションの提供が可能となり、持続可能な農業の実現に向けて大きく前進することを大変嬉しく思います」と述べています。

バイエル クロップサイエンスは、水稲、畑作、野菜および果樹の豊富な農薬ポートフォリオに加え、デジタル技術を活用し、個々の生産者のニーズに応える「水田雑草テーラーメイド防除(R)」を展開しています。「水田雑草テーラーメイド防除(R)」は、その核となるデジタル診断・処方ツール「my防除(R)」による圃場ごとの課題に合わせた最適散布の提案やシステム連携を通じて、農家さんへのサポートを強化するとともに持続可能な農業に貢献しています。一方、Green Carbonが提供する「Agreen(アグリーン)」は、カーボンクレジットの創出・登録・申請・販売までを一気通貫して支援するワンプラットフォームサービスです。カーボンクレジットの創出量や販売収益をシミュレーションすることができ、登録・申請に必要な書類をアップデートすることで、複雑な申請手続きを簡易化することができます。

今回締結したパートナーシップ契約に基づき、両社は「水田雑草テーラーメイド防除(R)」と「Agreen(アグリーン)」の両事業の連携を通じて、雑草防除を最適化しながら水田中干し延長によるメタンガス排出削減を実現し、カーボンクレジットを創出する連携モデルの実装を目指して具体的な内容を検討していきます。

現在、地球規模で温室効果ガスの削減が求められる中、日本においては、水田からのメタン排出が日本全体のメタン排出量の約4割を占めており、当局もその削減を推進しています。両社は、今後も連携を強化しソリューション開発を進め、温室効果ガスの削減に貢献するとともに、農家の方々の新たな収益獲得の機会をサポートし、日本の農業の持続可能な成長を目指していきます。

バイエル クロップサイエンスは、専門性を有する各領域のパートナーとの「Co-Creation -共創」によって、日本の農業におけるさまざまな課題を解決し、農家さんへ新たな価値を提供してきました。今後も多様なパートナーと協業することで、新規技術やビジネスモデルの開発を通じてイノベーションを加速させ、日本の農業の発展に貢献していきます。

■「Agreen(アグリーン)」について
 「Agreen(アグリーン)」は、カーボンクレジットの創出・登録・申請・販売までを一気通貫して支援するワンプラットフォームサービスです。カーボンクレジットの創出量やカーボンクレジット販売による収益をシミュレーションすることができます。また、クレジット登録・申請に必要な書類をアップデートすることで、複雑な申請手続きを簡易化することができます。
Agreen(アグリーン)公式サイト:https://agreen.cloud/

バイエルについて
バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。その製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力しています。同時に、収益力を高め、技術革新と成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。グループ全体の売上高は507億ユーロ、従業員数は約101,000名(2022年)。特別項目計上前の研究開発費は62億ユーロです。詳細はwww.bayer.comをご参照ください。

Green Carbon 株式会社について
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、カーボンクレジット創出(J-クレジット/ボランタリークレジット)、登録、販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しています。その他にも、農業関連事業、環境関連事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。中でもメインで進めている水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出PJでは、日本初でJ-クレジットの認証を取得し、現在約8,000haの水田農家と連携し、約16,000トンのカーボンクレジット創出を予定しています。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者(特に農家さん)の工数を削減しています。
また、国内だけでなく、海外にも展開しておりフィリピン、ベトナム、インドネシア、カンボジア、バングラデッシュ、オーストラリアを中心に東南アジアから中南米まで、幅広い地域で事業を取り組んでおります。詳細はhttps://green-carbon.co.jp/をご参照下さい。

バイエルのミッションについて
世界中のバイエル社員は、「Health for all, Hunger for none(すべての人に健康を、飢餓をゼロに)」というミッションの実現に向け、革新的な製品とサービスを通じて、医療と食糧へのアクセス向上に貢献しています。私たちは、飢餓をなくし、すべての人々が健康的な生活を送れるよう疾病の予防、緩和、治療を支えると同時に、持続可能な農業と生態系の保護を目指しています。詳細はwww.bayer.jpをご参照ください。

バイエル クロップサイエンス株式会社について
農薬、種子の分野で世界をリードするドイツ・バイエル社 クロップサイエンス部門に属し、日本における農業関連事業を展開しています。環境とヒトにより調和した農薬とその使用法の開発に加え、ドローンをはじめとするロボティクスや、個々の生産者のニーズに応えるテーラーメイド農業を実現するデジタルソリューションの開発・提供を軸に、日本の農業の持続可能な発展に貢献しています。詳細はwww.cropscience.bayer.jp, Facebook, YouTubeをご参照ください。

バイエル クロップサイエンス株式会社
2024年1月24日、東京


将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。

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