戦禍の中で起きたトルコ・シリア大地震から今日で1年。未だ400万人以上が生活に困難を抱え、救援、復興における長期的な支援が必要な状況は変わらず

2024年2月6日(火)18時16分 PR TIMES

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95779/38/95779-38-059d594270fb836fcce5ddc0a90c04a4-3600x2400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2023年2月6日に発生したシリア・トルコ地震から1年が経過しました。地震によって自宅を失った多くの家族は、今なお避難生活を余儀なくされています。また、学校やその他の重要なインフラにもたらされた被害は甚大で、安全な水、公的な教育、医療などの必要不可欠なサービスの復興に向けた継続的な支援が必要である、とシリア支援団体「NPO法人Piece of Syria(大阪府 代表理事 中野貴行 以下、Piece of Syria)は訴えます。


■ 地震発生後のPiece of Syriaの緊急支援
Piece of Syriaでは、地震発生以降、緊急支援ニーズに応えるため、これまで教育支援を実施してきた知見やネットワークを活用し、現地での活動を続けてきました。
地震発生後に立ち上げた緊急支援キャンペーンにおいては、600名を超える方から1,200万円以上のご寄付を寄せていただき、住宅支援としてテント、防寒対策としての毛布、食糧配布、住宅の補修としての現金給付を700世帯以上に実施することができました。

  
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95779/38/95779-38-67b0cb89e894f6882b08132132736e45-1600x1066.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]地震後の緊急支援としてテント・毛布・食料を配布[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95779/38/95779-38-50ce82ddd06cd8c1e7411723e2decc95-3600x2400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]地域に先生が残ってもらうために現金給付を実施
■ 地震から1年が経過した現在のシリアの状況と課題
しかしながら、2011年から続く戦争の影響で、基本的なインフラや医療、公衆衛生、食糧へのアクセスが困難であり、さらに周辺国の情勢悪化により、復興・普及における資金提供は全体の30%程度という非常に低い水準となっています。その結果、食糧配給等の人命に関わる支援が大幅にカットされる可能性があるとの声が、活動をともにするシリア人スタッフから届いています。また、追い討ちをかけるように日用品の価格は地震後に50%増加するなど、物価上昇により日常生活が逼迫し、被災したシリアの人たちとって経済的にも苦しい状況が続いています。

こうした地震の直接的・関節的影響により、シリア北西部の学齢期の子どもたち220万人のうち、45パーセントが学校に通えておらず、2024年1月現在、シリア北西部全体の約30パーセントの学校が一部また全損し、校舎の修復が必要とされています。また、子ども達の教育が妨げられることにより、児童労働や家庭内暴力など、子どもの人権に配慮が必要な問題が発生しているという報告もあります。

生命維持に関わる、医療や食糧支援、公衆衛生の改善へのニーズはもちろん必要であることは間違いありませんが、シリア北西部で活動する教育支援NGOスタッフは、「学齢期の子ども達が教育を受けられることが緊急かつ重要である」と述べています。なぜなら「教育を受けられない期間が数年間続くと、教育システムに戻ることができなくなり、(教育の)スキマの世代が生まれる」からです。


■ Piece of Syriaのこれからの取り組み
私たちPiece of Syriaは、優先度が低いと見なされがちである教育支援を「スキマの世代をつくらないための緊急支援である」と考え、現地のニーズに寄り添いながら、継続的な支援を実施しています。
継続的に運営しているシリア北部の幼稚園、トルコ南部のシリア難民向けの補習校に加えて、約300名が通う小学校の校舎2校の修復、修復が完了した小学校54校への越冬支援(約30,000人の小学生が対象)、長引く戦争と地震による子どもや保護者のトラウマに対する心のケアセンターの運営(約1,000人が対象)を進めています。
こうした私たちの活動は、皆さまからのご寄付によって支えられています。

戦争や地震からの復興には、長期的な支援が必要です。皆さまからのご寄付は、シリアの子ども達の教育支援に広く活用させていただきます。


■「平和なシリアの担い手を支える教育支援」へのご寄付はこちら
https://piece-of-syria.org/whatyoudo/donation.html
※1日100円を継続的にご支援いただくことで、シリアの子ども1人に教育を安定して届けることができます
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95779/38/95779-38-ce0be857e6de2a62d55e0a0729cc8b74-3600x2400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]先生向けのトレーニング[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/95779/38/95779-38-530c16aac2fe29ca12f61bbc3b8c90b8-814x542.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]小学校で実施している越冬支援
■オンライン活動報告会のご案内
代表理事の中野が登壇する、オンラインの活動報告会を実施します。
団体設立時から今に至るまでのストーリー、そして現地の復興状況や新たな課題についてお話いたします。カジュアルな交流会も実施しますので、ぜひご参加ください。

Piece of Syria活動説明会|教育で平和なシリアの未来を創る〜シリア・トルコ地震から1年。いま必要とされていることは?〜
<日時>2月16日(金)20:00-21:00 +交流会
<参加費>無料
<申込> https://pos2024feb.peatix.com/view
■ 団体情報: NPO法人Piece of Syria
「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指し、2016年に設立。2021年7月にNPO法人化。支援が届きにくいシリア北部の幼稚園・小学校や、トルコ南部の補習校などに教育を届ける。また、日本全国やオンラインで「シリアの今と昔」を伝えることを通じて平和について考える講演・写真展などのイベントを実施。2023年、代表の中野が、ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選出。

Web: http://piece-of-syria.org/
Facebook: https://www.facebook.com/piece.of.syria/
Instagram: https://www.instagram.com/piece.of.syria/
X(旧Twitter): https://twitter.com/piece_of_syria
Youtube: https://www.youtube.com/c/PieceofSyria
寄付: https://www.youtube.com/c/PieceofSyria%EF%BF%BC%E5%AF%84%E4%BB%98%EF%BC%9Ahttps://piece-of-syria.org/whatyoudo/donation.html

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