「奥村式扁平梁工法」を開発

2024年2月9日(金)10時46分 PR TIMES

〜 梁せいを小さく抑えて、設計自由度を高める 〜

 株式会社奥村組(本社:大阪市阿倍野区、代表取締役社長:奥村太加典)は、鉄筋コンクリート造建築物において、梁幅を柱幅より広くし、一般的な梁よりも梁せいを小さく抑えた扁平梁を適用する「奥村式扁平梁工法(以下、本工法)」を開発し、一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明 第19-13号改1)を取得しました(特許取得済)。
[画像1: https://prtimes.jp/i/126184/13/resize/d126184-13-c8ed0262dbca4058c518-3.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/126184/13/resize/d126184-13-2dee61373b70ce11ab74-1.png ]

【背景】
 当社は、梁型をなくして柱とスラブのみで構成するフラットプレート構造に関する研究・実験により「奥村式フラットプレート工法」を開発しましたが、架構の耐力や剛性、経済性の観点から、中低層の集合住宅等への採用に限定されていました。
 そのため、高層・超高層の集合住宅等においても適用可能な本工法の開発に着手しました。


【概要】
 扁平梁は梁せいを小さく抑えられますが、剛性や耐力を確保するために梁幅を大きくする必要があります。本工法は、扁平梁の柱幅から突出した梁部分(以下、跳出し部)を「ねじり補強筋」や「かんざし筋」等で適切に補強することにより剛性や耐力を確保しつつ、柱幅に対する梁幅の比(扁平率)を最大3倍まで広げ、梁せいを最大で柱幅の半分まで小さくすることが可能となります。
 本工法の設計施工指針では、工法独自の跳出し部のねじり強度や接合部せん断強度の設計方針等を明確に示しており、これらを考慮した設計を行うことで、跳出し部を含めた扁平梁の構造性能を十分に発揮できます。なお、本工法における扁平梁や柱梁接合部の構造性能ならびに設計法は、試験体計19体を用いた構造実験の結果より妥当性を検証済みです。

[画像3: https://prtimes.jp/i/126184/13/resize/d126184-13-1b71056fd99445329fc8-1.png ]

 本工法の適用により、有効天井高や窓開口を大きく確保できるため、設計自由度が高まります。
 今後は、主に高層・超高層の集合住宅等への適用を積極的に推進していきます。

【本件に関するお問合わせ先】
株式会社奥村組
技術研究所 建築研究グループ
秋竹 壮哉(あきたけ まさや)
TEL:029-865-1750 / FAX:029-865-1522
E-mail:masaya.akitake@okumuragumi.jp

【会社概要】                          
会社名:株式会社奥村組
本社:大阪市阿倍野区松崎町二丁目2番2号
代表取締役社長:奥村太加典
創業:1907年(明治40年)2月22日
資本金:198億円  
従業員数:2,204人 ※2023年3月31日現在
事業内容:建設工事の設計および施工、建設コンサルタント業務、都市再開発事業、不動産事業ほか
売上高:249,442百万円 ※2023年3月期決算(連結)
シンボルマークの由来:
[画像4: https://prtimes.jp/i/126184/13/resize/d126184-13-052cbd1518b5993ac4fd-3.png ]

奥村組のシンボルマークは「人」を象徴したものです。
これは“人と自然を大切にし、未来づくりに貢献するヒューマン・コンストラクター”をめざすという私たちのこころを表現しています。

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