三井物産、豪州西部・鉄鉱石鉱山の権益40%取得…単体事業で過去最大8000億円を投資
2025年2月19日(水)19時36分 読売新聞
三井物産の本社が入るビル(東京都千代田区で)
三井物産は19日、オーストラリア西部にある鉄鉱石鉱山の権益の40%を約8000億円で取得すると発表した。英豪の資源大手と連携して開発し、2030年までの生産開始を目指す。権益を取得する鉱山には世界最大級の資源量があり、三井物産の単体事業への投資額として過去最大になるという。
三井物産は、確保できる鉄鉱石の生産量を最大年4000万トン以上と見込んでおり、日本やアジア各国へ供給する方針だ。既に権益を持っている別の鉱山にも近く、既存の鉄道や港湾施設などを使用することで開発費用も抑えられるとしている。
また、生産される鉄鉱石は品質が高いため、三井物産は、高炉に比べて二酸化炭素の排出量を抑制できる電炉で使う「還元鉄」の原料として活用することも視野に入れている。19日の記者会見で、堀健一社長は「鉄鋼業界の低炭素化にも貢献していきたい」と語った。